メモ帳

ただのメモです

徘徊4日目 12/2 博多公演

徘徊ツアーももう4公演目、月を跨いで12月。今度は一気に南へと飛び、福岡は博多ドラムロゴスにてギグ。シロップでは初めてらしい。


お久しぶりです\(^o^)/ ぷっしろでははじめまして たのしみ\(^o^)/ #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -


中4日挟んで、セトリの入れ替えはあるのか?前回6曲目の後に「ここで喋って言われたから…」と唐突に始まったたいこのMCは今日もあるのか?

この下からネタバレ。

















〜〜〜

1.Cassis soda & Honeymoon

客電が消え、拍手の中登場する3人。最初ちょっとギターがハウり気味で、ベースが小さかったけど、演奏中に少しずつ調整されてちょうどいいバランスに。「それじゃ不満?」というところで、五十嵐が小首を傾げて歌っていたような…気がする。演奏後、「ありがとうございます」としっかり礼を言う。

2.I'll be there

たいこのカウント中に、五十嵐がふーぷるるると息を吐くのでちょっと可笑しかった。声もしっかり出ており、高音も綺麗に伸びていた。アウトロで更に高い声を出す。結構ノッているな。最後のジャーン、のところで蹴るように左足を上げた。

3.Find the answer

たいこがすかさずバスドラを刻む。もうこの辺の流れは完成され切っているように思う。ギターソロはかなりワウが掛かっており、ワウワウ唸っていた。曲終わりに「ありがとう」と言う。
今日は前半の殆どの曲の後にきちんと「ありがとう」と言っていた気がする。

4.Father's Day

エフェクターをカチカチと踏み、ギターをチャラララーンと鳴らす。リズム隊の方に目配せで合図する。この曲かなりライブ映えが良いので、今後も定番化すればいいのに。最後のふわぁ〜と広がる余韻も良い。

5.Missing

マキリンが、ベースの返しが聞こえづらいのか時々アンプの方に寄ったり、足元をいじったりしていたと思う。あとは、記憶が曖昧だけど「泣きながら捨てに行こう」で、ちょっと叫ぶように歌っていたかな。

6.Murder you know

イントロ、微妙にチューニングが違うような…思いっ切りミスっただけかも…? でもリズム隊に引っ張られる形で、やり直しする事なくそのまま進んでいく。この曲もすごくメリハリが効いていてライブ映えする曲だし、定番化してくれればいいのに。

〜〜〜

ここで前回同様たいこのMCが入る。
「こんばんは…(もう一度言い直して) こんばんは!」お客さん達が「こんばんは〜」と普通の調子で返事するので面白かった。
「シロップ16gです!」\わーーー!/拍手が起こる。
「何気にロゴスは初でして。緊張しますね。」客席から、がんばれ〜という声が聞こえる。
「頑張りますよ!そりゃ 笑」笑い声が上がる。
「皆さん、自由に最後まで楽しんでって下さい。」拍手が起こる。カウントを取って次の曲へ。

〜〜〜

7.タクシードライバー・ブラインドネス

歌詞を忘れて誤魔化したり、ギターソロにエフェクトがかかり過ぎて直したりと、ちょっとしたミスがあったが、その他は、もうずっとライブでやってきた曲のような完成度。本当にカップリングにしておくには勿体無いくらい名曲。これからもたまにやってね。

エレキギターのままだったので、なにやるのかな〜と思いながら汗拭き待機。

8.不眠症

ギターのイントロが響いて、ああ…と溜息を吐いてしまった。この曲は本当に本当に聴きたかった。循環コードの中で焦りや激しさを増していく歌詞。そんな焦燥感のある言葉の羅列の後に、うるせぇ てめぇ メェーって…五十嵐の歌詞のセンスには脱帽するよ。最後の方は、めぇ゛ぇ゛!って唸っていた五十嵐ヒツジ。

ここで照明が暗くなり、たいこが立ち上がりシンバルをシャーンと鳴らし始める。中盤の盛り上がりどころへ。

9.Share the light

たいこの刻むタムの重低音に合わせて時折手拍子が起こっていた、と思う。頭振り過ぎて覚えてません…。

10.My Love's Sold

ギターをチューニングしてから曲が始まる。
「生きてたいと思ったんだぁっ!」「好きなようにやるだけだっ!」と歌う。それは良かった。生きて好きなようにやっててくれ。「マイラあ゛あ゛あ゛あ゛!」と五十嵐が絶叫して、たいこが次の曲へリズムを繋げる。

11.神のカルマ

顔や頭をゴシゴシ拭いたままタオルを頭に乗せ、またギターを弾き始める。顔をぶんっと振って、今日は一撃で上手くタオルを床に落とす。
「ああそう、ハーロー?」と問いかけるように歌う。五十嵐の顔はこの時点で真っ赤になっており、下を向くと髪や額から汗が滴り落ちる。
必要ーなーい!の後も「全然なぁい!」と叫び観客を沸かす。
「サイレンが〜聞こえて〜も〜まだ〜」のところでマキリンを見ると、口を動かして歌っている事がある。今日は歌ってた。

12.Drawn the light

これも本当に分かりやすいくらい盛り上がる曲。途中で、ドロンザライ!と叫ぶ。たいこも、わっしょい!みたいな感じで叫ぶ。
マキリンもこの曲は結構激しく弾いている。ベースをグイッと動かしたり、指が物凄い勢いで動いたり。今更言うまでもないけど、上手いなあ…。

曲が終わると、五十嵐が「新曲も聴いてやって下さい」と話して次の曲へ。

13.Deathparade

エグいギターのリフから始まって、五十嵐が全力で「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」「でえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛す!!」と声も枯れんばかりに叫び倒す。曲が終わるとそのままたいこがドラムソロへ。すごい体力!

14.落堕

ふう、と休むように腰を伸ばした後、ベースアンプに手を掛けもたれて、たいこのドラムソロを見ているマキリン。水を飲んで息を整え、五十嵐もたいこの方を見る。
マキリンは観客の方へ向き直り、左手でたいこを指し示す。歓声が上がる中、ブォォン!とベースソロを弾き始め、五十嵐も次いでギターソロを弾き始める、この一連の流れ!もうヤバイとしか…

間奏のたいこのドラムソロも完璧にキマっており、すかさずイエエエエッ!と叫ぶ。あんたどんだけ力あるの?と思わず聞きたくなる。ヤバイ
「寝不足だっでい゛っ゛でんの゛!!」頼むからちゃんと寝てくれ。

〜〜〜

ギターを取り替える少しの間。観客から小声で、いがらし〜と呼ぶ声が聞こえた。それに反応して、声のした方を向き小さく手をフリフリッと振る五十嵐。もう!かわいい!!

15リアル

頭を振り過ぎて覚えてません。
間奏を挟んだ後の「お前にこの一生を捧げよう!必要なくなって見捨てられるまで」「許しがたいまで腐りきった!魂は水で洗い流して!」のあの高らかに歌い上げるような歌い方が好きでたまらない。その後も、顔を真っ赤にしたまま、とにかく力を振り絞って叫ぶ叫ぶ。
最高潮のまま本編終了。2人は楽器をおいてそのまま歩いて、たいこは両手を合わせて退場していく。

〜〜〜

アンコール

長めの手拍子の後、再び3人が戻ってくる。たいこが両手を口に当てて、ありがとうございまーす!と叫ぶ。2人は水鉄砲Tシャツで、たいこだけ徘徊Tシャツを着ていた。

En1-1 赤いカラス

あれっ、遊体離脱は?
私は遊体離脱が好きなので、ちょっと残念。札幌ではやっと完璧な演奏ができていたから、そのまま固定だと思ったのに。
赤いカラスなのに黒いギター。休憩を挟んだので、顔も元の白い顔に。腕も白い。細い。
最後の「ゆめ゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!」はやっぱり叫ぶ。

En1-2 Sonic Disorder

間髪入れずにマキリンがあのベースソロを弾き始める。五十嵐は歌に入る前に「い゛ぇ゛ぇ゛ぇッ!」と叫ぶ。あの時の、生還の赤い緞帳が開く瞬間の事が咄嗟に思い起こされる。
こうやってちゃんと帰ってきてくれるんだなあ。もう、心配する必要ないんだな。
五十嵐は歌わないでギターを弾く時、歯を食いしばって苦しそうな表情をするのですが、時折ちょっと笑ってるようにも見えてしまう不思議な表情をしてた。大興奮の歓声が届いているといいな。

〜〜〜

ここで五十嵐のMCが入る。少しハアハアと息を切らしつつ話す。
「今日はありがとうございました。」「また帰ってこれるように…少し時間がかかるかもしれませんが…次の、あのー…ぜひ、新曲を…また作って来るので、よろしくお願いします。」\待ってるよー!/歓声と拍手が起こる。
「みんなも元気でね!…生きててね。」と五十嵐らしい挨拶をする。生きるよ!

En1-3 パープルムカデ

盛り上がり過ぎて覚えてません…。あのMCの後にこの曲はなんだか応援歌みたい。自分自身を鼓舞するようでもあり、観に来たお客さんへ「好きな事をやれ!」というメッセージでもあるような。
だから、毎回この曲をライブで聴くと嬉しくなってしまうんです。「ゆけぇっ!ゆけぇっ!」と声を限りに叫ぶ。

En1-4 天才

逆光で今日はマキリンの輪郭しか殆ど見えなかったが、曲の途中、たいこの方を振り向いて演奏を合わせて、正面にまた向き直った時に、また笑っていたように見えた。
演奏に関して、もう頑張れ!とかいう必要はないですね。もうとにかくライブがかっこいい、今のシロップに葬式とか地蔵とか、そういう言葉は似合わない。今回のツアーでは特にそういうエネルギッシュな面が際立って伝わりました。
五十嵐は調子に乗ってきたらしく、ギターをジャーンと弾く時腕をぐいんと回したりしていました。

En1-5 coup d'Etat〜空をなくす

ギターの残響が響く中、たいこが金物を鳴らし、ベースもブーンと音を鳴らす、そして「こーえがきこーえたーらー、かーみのこえさー!」と五十嵐が歌い出す。
間奏の静かになるところで「イェァ」とキザっぽく言う。その後は絶叫混じりにひたすら全力で歌っていました。

先程と同様、楽器を置いて去っていく2人と、立ち上がって手を合わせて礼をして去っていくたいこ。拍手と手拍子が鳴る。

〜〜〜

ダブルアンコール

程なくしてまたステージの明かりがつき、3人が戻って来る。たいこが、ありがとうございます!と叫び、五十嵐もマイクで、あざます!と言う。

En2-1 Rookie Yankee

五十嵐はアコギ、マキリンはリッケンのベースを弾き、たいこはマレットを持ってスネアのスナッピーを外して叩く。
昔のラジオの音源を聴いた際、五十嵐が長渕剛の「泣いてチンピラ」という曲を紹介し、こういうダーティーな雰囲気を出したい、という旨のコメントをしていた記憶があるが、男五十嵐、四十路になってかなりそういうヤサグレた雰囲気が出てきたように思う。あくまで長渕剛とは違った方向性でね。

〜〜〜

Rookie Yankeeで締めかと思いきや、五十嵐はアコギをエレキギターに持ち替えて曲を弾こうとする。リズム隊2人は退場しかけていたが、これを見てたいこは席に戻り、マキリンはベースを手に取る。五十嵐が弾き始めたのは、シロップ最初のアルバムにも収録されている代表曲。

En2-2 明日を落としても

これを演られたら、もうなんの文句の言いようもない。即興でも普通に合わせられるリズム隊。信頼感がなきゃできないよね?こういう事は。
辛い事ばかりで〜のところでまた一瞬噛んだが、その他は完璧だった。さっき生きててねって、言った口でドゥユワナダーイ?!!と叫ぶ。ちょっと笑った。

で、今度こそ終了。満足したように、ありがとうございましたと言って去っていく。拍手と手拍子が起こるが、すぐに客電が付き、終演を告げるSEが鳴る。
その後、通路が後ろの3階バルコニー部分に繋がっているのか、そこを通るたいこの姿をお客さんが見つけて呼んだ。たいこは、ありがとう!と言って去っていきました。
楽しかったです。満足。


〜〜〜

まとめ

今日はツアー開始からずっとやっていた遊体離脱を外して、赤いカラスをやりました。その代わり定番曲だけど盛り上がるSonic Disorderが入り、より盛り上げ度の高いセットリストになりました。地味にDeathparadeとDrawn the lightの位置が入れ替わっていたりもする。
たいこ的にはテンポの速い曲が続くので、腕も喉も疲れると思うのですが…それでも笑顔を絶やさない。つくづく彼のポテンシャルには驚かされます。MCもこなすようになって…。
もちろん他の2人も私には分からない大変さがあると思いますが、ベースやギターの事は詳しく分からないので、知ったかぶりして書くとボロが出ちゃう。マキリンは首が痛いらしい。
本ツアーでは初披露の不眠症もやっておりました。生でうるせぇ てめぇ メェーが聴けて嬉しい。この曲よくやってるような気がしてましたが、解散以来はまだやってなかったみたいですね。うちの学校の先輩が好きでよくコピーしてました…。みんなよく眠れるといいね。

個人的に福岡はどうしても一度は訪れたかった土地なので、シロップ見るついでに来れて嬉しかったです。室見川から百道浜へまっすぐ続く道を夕暮れ時に歩いたら、博多湾がよく見えて、潮風も気持ち良くて最高でした。
天神の周辺や地下街を歩いた時、ああここは本当に音楽の街なんだなと思いました。そして、ラーメン屋の多い事!夜になるとモツ鍋のいい匂いも漂ってくるわ、屋台がたくさん出て赤いのれんの灯りが魅力的でした。
駅で食べたラーメンも通りもんも美味かった。お金なくてお土産買えないのが残念でした。たいこはラーメン食べれたかな?明日食べるのかな。

最後にマキリンのツイートを引用させていただきます。

徘徊3日目 11/27 札幌公演

ぷっしろツアーはついに北の大地、北海道は札幌へ!いったい何年振りなんでしょうね?待ち望んでいたファンも多かったようで、当日ペニーレーンに行くと、Thank you sold outの文字が!徘徊ツアー初の満員御礼のようです。

たいこは徘徊ツアー中に色んなところに行かれているようなので、インスタをチェックすると足取りが分かる。

本日のたいこ広場

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -

さすがに飛行機に乗らないと辿り着けない地なので、シロップ一行も一泊ないしは二泊旅行で来られたご様子。私はすすきのに泊まったんですが、近くで打ち上げしてた様子でした。遭遇したかったなー。
今日は番号が後ろの方だったので、音もバランス良く聴こえたし、お客さんの反応もよく見えました。その代わり、マキリンの姿が隠れて見えなかったけど。

この下からネタバレになります。
























〜〜〜

1.Cassis soda & Honeymoon

終わった後に「ありがとうございます」と今日は穏やかな様子で安心。

2.I'll be there

痛みが終われば、優しくなれる。痛いのが終わったんだと良いな、と思いながら見ていました。個人的な印象ですが、先日のアレはあまりにも痛ましくて、途中から見るのが辛かったから。

3.Find the answer

前の曲から間髪入れずにたいこがバスドラを刻む。そのため流れが途切れずスムーズに次の曲へ。この辺、少しずつ良くなってきています。
きっと気付かない部分でもリハーサル中に色々話して決めたり、場合によっては変えたりとかしているんだろうな。遠征によってそういう変化の過程が見れて嬉しいです。

4.Father's Day

ここで、五十嵐が間違えて一つ次の曲のイントロを弾いてしまう。すぐに演奏を止め、マイクに向かって一言「…間違えました…」苦笑
きちんと報告する隆かわいいよ。観客から笑い声と頑張れー!という声が上がる。すると、
「絶対に頑張れって言われるんだよね」と自嘲する五十嵐。あーやっぱ気にしてたんだね。
これを受けて更に観客から頑張れー!頑張れー!との声が上がると、
「止めろ止めろっ」と言う。観客にイジられて、妙にかわいい五十嵐隆さん(43)。

今度はちゃんとFather's Dayのイントロを弾き始める。この曲はとても静かででノスタルジックな曲調なんだけど、コード感が少し暗くて不思議な雰囲気を持っている。それが間奏を挟んで一気にブーストする時のベース!この展開は何度見ても格好良いので、必見です。
日向に咲いた〜からたいこもコーラスしているのに気付いた。殆どの曲でたいこは叩きながらコーラスをしている。
ドラムやった事ある人なら分かるけど、マイクの方向いて歌いながら綺麗にコーラスして、ドラムもきちんとタイトな音を出すのって結構大変なんだよね。そこはさすがプロ。たいこはきっと、ドラムボーカルもできると思うくらいに上手い。いつか聴いてみたい。

5.Missing

曲の前に「リハの時、急に音が出なくなって…今日は音が出れば良いライブだったって、みんなに言っといて」と言い訳し出す五十嵐。また笑い声が上がる。
でもこれで、良い意味でハードルが下がって、今日はちょっとぐらいミスっても焦らず、リラックスした状態のままライブが進められたと思う。

2番目の歌い出しで、歌詞が一瞬遅れ「…っサバクニミタテタ〜砂場のような〜」と歌ってた。

6.Murder you know

汗を拭き、水を飲み、息を整え、曲を始める。でもまた直ぐに止めちゃう。なんだなんだ、と笑い声が上がる。
どうやらチューニングが違った様子で、五十嵐がギターのペグを回して、チャラーン、チャラララと鳴らすも、まだ、うーん…という様子で更にペグをグイッと緩めるので、また笑い声が上がる。
やっと納得いくチューニングになったようで、
「はい、音は出ます!」と律儀にまた報告する五十嵐。また笑い声が上がる。今日は終始こんな穏やかな雰囲気でした。

そして始まった曲の出来は良く、声の伸びも良い「これじゃない、これじゃないかーん」の合間にうーと気持ち良さそうに歌い上げる。

〜〜〜

そしてこの後、急にたいこが「こんばんは」「ここで喋ってって言われて…シロップ16gです!」と長めのMCをしだす。
「よくよく考えたら12年ぶりのワンマンで…」ここでお客さんから拍手。おかえりー!という声が上がる。待ち侘びていた人も多いのかな。
「初めて来た人っています?」結構たくさん手が上がる。「あーいっぱい」
「前のワンマン来た人っています?」チラホラ手が上がる。「わぁ……ありがとうございます」と少し感極まった様子のたいこ。
「こうやって雨降ってるのに来てくれて、この札幌でまたライブができて嬉しいです」と素朴だけど優しいMC。観客からも歓喜の声と拍手が上がる。
「不器用なりに精一杯返していければな、とさっきみんなで楽屋で話してた…訳ではないですけど 笑
今日はみんなそういう気持ちでやります。最後まで楽しんでって下さい。」そして「(曲を)やるよ!」と合図を出す。

7.タクシードライバー・ブラインドネス

五十嵐の声の調子が良い。ソロも弾けてる。ちょっと怪しい部分もあったが、特に苦しそうにする様子もなく上手く切り替えている様子。良い演奏だった。お客さんも暖かく見ており、間奏で手拍子が起こる。この曲をやる事自体が何か、シロップから来てくれた人への恩返しのような気もする。

8.うお座

8曲目、アコギに持ち替えた。今日はうお座だった。イントロで歓声。青い幻想的な照明の中、切なく響く循環コード、サビの繰り返しのメロディーが美しい。
この曲好きになりました。CD版よりこのバンドアレンジの方が好きだな。わたしも魚座に生まれたかったよ。

〜〜〜

そしてここから中盤の盛り上げ所へ。たいこが立ち上がり歓声が沸き起こる。

9.Share the light

ギターをギャンギャン鳴らして、デスメタルの人のようにアキレス腱伸ばしのような体勢でガッガッギュワーン!と弾く五十嵐。
たいこも合間にイェェェー!と吠える。瞬く照明。シャーザライッ!シャーザライッ!っと勢いを増して叫ぶように歌う五十嵐。最高に盛り上がる。
曲終わりに「エンジン入ってきました!」みたいな事を言ってた気がする。この辺のセトリの盛り上がりが演者にとっても、切り替えスイッチになってる様子。

10.My Love's Sold

何度聴いても良い。一応って言ってるけど、凄く臨戦状態だと思うよ。
最後に「マイラーブ!」と叫んで、次の曲へ。

11.神のカルマ

たいこのドラムソロから続いて、あのベースラインが入る。「オォイ!」と今日はちゃんと言えてた。最後の高音もしっかり出てた。
「生きてたいと思ったんです」と歌ったすぐ後に「退屈過ぎて死んじまいたい」とか、わざとやってるんだろうか。いや、本当にこんな風に感情が両極端に傾いてしまうんだろう、この人は。振り子が常に揺れているようで、疲れそうだ。

12.Deathparade

この曲もだんだんこの盛り上げセトリの中に馴染んできた。イントロで歓声が上がる。前回の「存在しないで!!」は本当に死にたい、という位の悲痛な叫び方だったが、今日のは「存在しないでぇー…」と語尾を下げて、頼むから消えてくれと懇願するような調子で歌っていた。安住の地にはまだ辿り着けないのかな。

13.Drawn the light

汗を拭いて、ギターをガッ!と鳴らす。そしてイントロに入る。もうこの曲は定番として入ってもいいようなほど盛り上がる。合間、合間に歓声が上がる。今度はまた「死にたくない!」だから、躁鬱感のすごい皮肉の効いたセトリだ。「ドーンザライ!レェー!アーアーアー」高音はいまいち出切らない様子だったが、伸びは良かった。

14.落堕

そして間髪入れず、畳み掛けるようにたいこがドラムソロを入れる。見えなかったが、それに続いて今日はマキリンがベースをブォン、ブォォン、ブォーン!と鳴らしてベースのソロを入れてくる。
格好良い。最後に五十嵐がギュワーン!とギターを鳴らして入ってくる。この順番も毎回違いがあって見てて楽しい。
今日は「寝不足だって言ってんのお゛お゛!」と唸るように言っていた。
たいこのドラムソロのドコドコという低音もめちゃくちゃキマっていて、すかさずイェェーーッ!と叫ぶ。五十嵐も「寝不足だって言ってんの!」とまた叫ぶ。
キメがあって、またたいこが吠える!
こんなん盛り上がらない方がおかしい。楽し過ぎてちょっと笑い声が起きていた。

15リアル

少しの間を置いて、五十嵐がイントロを弾き始める。そして静かに歌い始める。鳥肌が立つくらいゾクゾクとした空気。そして、たいこのパンチの効いたドラムが入ってくる、再び最高潮の盛り上がりへ。前の方はモッシュが起こっていた。
「圧倒的な存在感」で手拍子が起こり「本当のリアルはこ!こ!に!あ!る!リアル!」と叫ぶ。もう凄い、ヤバイ、ヤバイとしか言えません。「モッソーリア!モッソーリア!モッソーリア!妄想、リアール!!」凄い拍手と歓声の中3人が退場していく。

〜〜〜

アンコール

凄い、こんなに盛り上がるバンドだったっけ?というような事を、周りにいた古参のファンらしき人が話していた。これが今のシロップなんだなあ、というのを各地に叩きつけて回ってる。今回のツアーは本当に凄いです。

En1-1 遊体離脱

比較的長めにアンコールの手拍子が続いた後、再び3人が出てくる。たいこが椅子の上に立ち上がって手を振ったりしてくれて、姿が後ろからでもよく見えた。

遊体離脱も前の2回と比べ、今度は入りのタイミングも完璧だったし、声の出も良かった。今日は後半までしっかりとペースを保てていた様子。
サビで五十嵐の声を上回る程の声量で高い声のコーラスを歌うたいこ。間奏の泣かせるベースライン。
本当に本当に美しい曲なので、何度でも聴いていたかった。ライブだと「愛がぁ〜↑宇宙〜の↑〜果て〜に〜↓」とアレンジして歌うんですが、そこも綺麗。遅死ではサポートを入れてやっていましたが、今の3人ならどんな曲でもアレンジして3人のまま十分やれそう。10年の歳月というのは、良くも悪くも重たいですね。

En1-2 パープルムカデ

唐突に明るくなり、好きな事は何?好きな事をやれ!と歌い上げる五十嵐。この曲にも何度も勇気をもらいました。歌詞にもですが、何より五十嵐が一番痛々しそうなのに、勇気や力を振り絞ってしんどいけどライブやって歌っている姿が見る者に勇気をくれるんだろうな、とぼんやり考えました。この曲を好きになったのも、生還で初めて生で聴いてからでした。
黒いストラトで弾いていたけど、もう紫のシンラインは使わないのかな。

En1-3 Sonic Disorder

すかさずマキリンがあのベースラインを入れてくる。もうここだけで死ぬほど格好良い。五十嵐の即興のギターソロも今日は特にキマっていて良かったです。
今日は生還の未発表曲が披露されなかったけど、この曲自体が、あの日の幕開けを思い出させるので、私個人としては特に物足りなさは感じませんでした。完璧な演奏でした。

En1-4 天才

そしてそのまま天才へ。盛り上がりがまた最高潮に達し、オイオイコールが起きてました。モッシュに混ざりたかった。ギターソロでも歓声、これも完璧な演奏。その後の歌詞はなんかむにゃむにゃしたりしてましたが、もうそんなの関係ないです!笑
この熱量を保ったまま次の曲へ。

1-5 coup d'Etat〜空をなくす

ギターをブォォンブォーンギャーンと唸らせ、ハウリングさせてから、「こーえが、きこーえたーらーあああ、かーみのこえさーあああ!フウウッ!」と五十嵐も楽しそうな様子。歓声!どこまで盛り上がるんだろう。
そして驚いたのが、いつもなら「地球の自転に酔った〜流れるビルに掛ける言葉はなく」と歌うところを
「ここは札幌!夢のようさ〜♪ 12年ぶり! に帰ってこれるなんて〜」と即興で歌っていました。機嫌良いな、好かれてるな、札幌の人たち。羨ましいですね。

ワー!ありがとう!と凄い歓声とともに拍手で見送られる3人。手を振るたいこの笑顔が眩しい。

〜〜〜

アンコール2回目、おかえり!待ってたよ!ありがとう!と温かい声援が上がる中、たいこが「俺は嬉しいよ!」とめっちゃ笑顔で叫びます。ああ〜この空気、幸せだなぁ。
そして五十嵐が「じゃあ、あの、(北海道出身でbloodthirsty butchersの)吉村さんに捧げます」と言って始めたのがこの曲。

En2-1 She was beautiful

マキリンがベースをハーモニクスで弾き、高音を一定で鳴らします。それに合わせたいこがライドシンバルを刻む。次いで五十嵐が浮遊感のあるフレーズを弾き始める。3人で弾いてるのに、そこに吉村氏の姿が浮かぶような、あのBLACKSOUNDで見た光景が目の前と重なります。

終演後、マキリンがこのツイートを見つけてリツイートしていました。


En2-2 Rookie Yankee

五十嵐が感慨深げに「また、帰ってこれるといいなぁ…」と呟いていたのが印象的だった。「今日はありがとうございます。」と丁寧に礼をして最後の曲を始める。
「死ぬのだ 死ぬまで全部しぼって」と歌うところがとても響き、ああ良い曲だな、と思いました。
五十嵐は色々と思う所はあったんだろうけど、この曲には、素直に、ギタリストとして、ソングライターとしての人生を全うしよう、という決意みたいなものが表れていると思います。これ以外に、今回のツアーの締めにピッタリな曲はないでしょう。

曲が終わって3人が退場すると、観客からは拍手とそれに続いて手拍子が起こりましたが、客電が付き終わりを知らせるSEが鳴り、終演しました。

〜〜〜

そして終演後のたいこのインスタ。…泣かせにかかってるのか………



みんなで…ということは……


ぷっしろのみんなで うちをあげています

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なにやら全てがいとしい。翌日のインスタ。良かったね。久々の札幌はどうだったでしょうか。


がっちゃんと二人でHAIKAIしました さらば札幌よいおとしを\(^o^)/ #HAIKAI旅

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徘徊2日目 11/25 仙台公演

syrup16g 2016年 ライブツアー「HAIKAI」2日目!今度は仙台です。おいでよ宮城、来てやったぜ宮城。シロップはKrankeツアーでも仙台に来ていましたね。公式を見ると、あの時は座席指定の仙台市民会館だったそうなので、こちらもスタンディングでのライブは2007年以来、9年振りらしい。レンサは7階なので階段上るのが大変でした…。

セットリストは初日のインパクトがあまりにも強く、ここから入れ替えなんてあるんだろうか、そんな事したら暴動が起きるのでは…と心配していました。結論から言うと入れ替えはあったんだけど、暴動は起きませんでした。なんせ、すごいライブだったから。

今日も下手側だったんですが、ベースが一本増えていました。

本日のベース広場 #HAIKAI旅

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この日は序盤から少し歌詞やギターのミスが目立ち、ミスする度に五十嵐が首をかしげたり苦しそうにしており、中々エンジンが入らない様子。1日目はリハたくさんやってすぐ疲れちゃったから、今日はあんまりリハやらなかったのかもしれない。


この下からネタバレ始まります。



















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1.Cassis soda & Honeymoon

2.I'll be there

アルバム初めて聞いたときは、断然Missingの方が好きでしたが、ライブではやっぱりI'll be thereが一番良いと感じた。
イントロのギターはディレイをかけ、1ストロークで2回音が出る。それをCD通り左右にパンを振ってあるので芸が細かい。
アイビーゼアー、と繰り返し歌うところで、たいこのコーラス、その後のアウトロでは五十嵐がラーラーラーラーと歌っていました。

〜〜〜

3.Find the answer

前の曲終わりからすぐ、たいこがバスドラを刻む。それに合わせて3曲目が始まる。
太陽の船に乗って進んでいく、でもすぐ吐きそうだごめん、って謝っちゃうのがいい。希望を歌う時も20%くらいは不安が混ざっちゃうのが何だか五十嵐節だな、という印象。

〜〜〜

4.Father's Day

最後のサビ前に一旦溜めてからキメがあるんですが、かっこ良かったです。
それまで静かに進んでいた演奏がそこで一気にブーストし、逆光のまばゆい明かりと合いまって、グッとエモーショナルな雰囲気に。ベースのフレーズも素敵だ。

〜〜〜

5.Missing

砂場に見立てた砂場のような〜と歌ってしまい、うーん、という顔をしていた気がする。他にもミスをするたび顔に出てしまう。ちょっと辛そうだった。

ここまで一切MCらしいMCもなく、小声であざます、みたいには言ってように思うが、
ここで初めて「ありがとうございます…」とハッキリ話しました。ちょっとテンション低め。

〜〜〜

6.Murder you know

この曲も本当にライブ映えが良い。darcが自分の中で大好きなアルバムになりつつあるのを感じました。
「これじゃなーい」「これじゃないかーん」のところがすごく耳に残り、掃除してる時とか、徘徊旅行の服とか準備してる時に、楽しくてよく口ずさんでます。

〜〜〜

7.タクシードライバー・ブラインドネス

この曲は入れ替えなしの様子。よかった。このピンズドな選曲、ツイッターとかでファンの反応を見ている人が関係者の中にいそうだな、と思いました。
久しぶりの曲のはずですが、これは特にミスなく終了。

〜〜〜

曲が終わり、アコギが出てくるか?と思いきや別のエレキギターが出て来ました。じゃあ8曲目が今回の入れ替え枠?と思って見ていると、まさかのイントロが鳴り始めました。

〜〜〜

8.透明な日!!!

生還の未発表曲で、赤いカラスに次いで人気の高かった曲。2ちゃんねるで、この曲をアルバムに入れてほしい、また聴きたい、という声があったのを覚えています。私も好きで生還のDVDの音を抜き出してWALKMANに入れてよく聞いてました。が、まさかまたライブでやってくれるとは…
開いた口が塞がらない。語彙がなくなり、ひたすらヤバイバイと思いながら泣いてしまいました。
ソロ名義で披露された曲ですが、あれは実質シロップだったし、その辺あんまり垣根は無いという認識なんでしょうか。だったらCDに入れてくれよ。頼みます…

「停留所にい゛い゛っ゛!」「寝てるよにい゛い゛っ゛!」「き゛み゛に゛ま゛ける事は!」という感じで、終盤の歌詞は時々叫ぶように歌っており、この辺からだんだん五十嵐のギアが入ってきたように思います。

〜〜〜

「中畑さーん!かっこいい!」という観客の声に反応して、たいこが、なに?って感じでシンバルをシャーンと鳴らす。客席から笑い声があがります。
ここから中盤の盛り上がる部分に入ってくところ。ギターをギャーン、ブォーンと鳴らす。

〜〜〜

9.Share the light

ここで、たいこのギアも入ってきた。時折「イェェェッ!!!」と獣のような咆哮を上げ、狂ったように力一杯ドラムを叩きます。スティック折れそう。
お客さんも手拍子を合わせ、真っ赤な照明に照らされた異様な空気が渦巻くまま進行していきます。

五十嵐も終盤は「せぇいっぱいだあっ!!!!後ろ暗いボォクゥゴォーッ!」と叫んで叫んで叫び倒すように歌う!
この後から本編終了まで、演者3人も観客もテンションが上がりっぱなしでした。五十嵐はもう殆どの曲でシャウトを入れていたと思います。

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ここで五十嵐から「…というわけで、リハーサル終わったのでここから、始まります!シロップライブ、開幕です」と唐突な開幕宣言。
客席から物凄い声援が上がり、会場の空気も一気に最高潮へ。

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10.My Love's Sold

darc最速披露会のアンコールで披露された、かなり久しぶりの曲。ああ、聴けて良かった。アルバムの最初の曲だからか、この曲を聴くと何かが始まっていくような感覚がする。一応、臨戦状態です、と宣言するように歌う五十嵐。「マイラあ゛あ゛あ゛あ゛!」とまた叫び、そのまま次の曲へなだれ込む。

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11神のカルマ

汗をガシガシ拭いた後、なんとタオルを頭に乗せたまま演奏を開始する五十嵐。ギターも取り替え忘れてたので、慌ててローディさんがギターをさっと取り替える。その際に頭に乗ってたタオルが顔にかかり、顔が殆ど見えない状態に。思わず笑ってしまった。
イントロを弾いてる最中、タオルがずりずりっと落ち、ギターへ掛かる。邪魔なのでストロークの合間にサッと後ろへ払いのける一連の流れ。

「あんた嫌い〜」のあと、オイ!というよりは、うわあああっ、という感じで叫んでいました。五十嵐のテンションは殆ど狂ったように上がっていく様子。この曲も歌詞を時折叫ぶように歌います。「循環?!」の言い方が好き。
「サイレンが〜聞こえても〜まだ〜」のところ、マキリンを見ると口パクで歌っている様子でした。ラストライブの映像でも歌っているようだったから、この曲のこの部分が好きなのかな。

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12.Deathparade

お客さんが「シロップ最高!」「たいこ」「マキリーン」と声を上げていたのを断ち切るように、Deathparadeのリフをジャン!と鳴らして一度切り、またジャジャーン!と鳴らす五十嵐。歓声の中、何の曲をやるのか分かったお客さんが、「デスパレード!」と曲名を言い当てます。それに反応したように五十嵐がゆらゆらとマイクの方に寄り、「じゃ、止める?」と悪戯っぽく言います。ちょっと怖かった。

そして「存在しないでえ゛え゛え゛え゛!」と、まるで死にたいと叫ぶような悲痛な声でシャウトをしていたのが印象的だった。

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13.Drawn the light

この曲もテンションが振り切れてしまったまま進みます。たいこはもうずっと腕が千切れそうな位の勢いでドラムをぶっ叩き、マキリンの演奏も動きも激しくなってくる。
間奏では、たいこがイエエエエ゛ッ!と何度か咆哮し、五十嵐も「ドロンザライッ!」叫ぶ。マキリンもこの時口を開けていました。うおおっと叫んでいた気がする。
「全ては愛?!」「最高!?そんな訳ないがあっ!」「ワアッ、ウワァー!」ともう狂ったように歌う。物凄い気迫。

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14.落堕

続けざまにたいこのドラムソロ、五十嵐はギターをギャンギャン鳴らし、それを腰に手を当て斜めに立つようにしてクールに見ていたマキリンも、途中からグイッとベースを傾けて演奏に加わります。格好良い。
五十嵐は息を切らしながらも何とか歌いきり、またシャウト。テンションがおかしい。

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次で本編ラストですが一言もない。緊張感が続く沈黙の中、五十嵐が汗をゴシゴシ拭いて次へ。

15.リアル

「ほーんとーのリアルは、こ゛!こ゛!に゛!あ゛!る゛!リアル゛!!」と怒鳴るように叫びます。客席から手拍子が上がる。後ろを振り返ると凄く盛り上がっていました。五十嵐は殆ど目を瞑って演奏していましたが、たまに開ける時も観客は見ず、虚空をぼんやりと見つめるような視線でした。

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ここで本編終了。物凄い盛り上がり様でしたが、私は前2列目あたりと、かなり近くで見たため、あまりに鬼気迫る空気に圧倒されてしまい、正直恐ろしかったです。
たいこも全力を出し切って、ぜえぜえはあはあしながらすぐ袖に去って行きました。

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ここまで、金沢の温かい空気とは一転して、かなり殺伐としたライブだったので、アンコールの拍手の間になんとなく、
「『解散前は新譜もなく、いつ解散するのか分からないような状況で、殺伐とした空気のままライブが行われる事もあった。』
というような話を耳にしていたが、その時の空気とはまさに今のような感じではないか」と、考えていました。

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アンコールを受けて出てきてからも、誰も一言も一切しゃべらない。頼むから誰か話してくれ…怖い。

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en1.遊体離脱

そのまま曲が始まりましたが、今日は若干、歌の入りが遅くなっていました。さっきまでで力を使い切ってしまったような様子で、声量も少し弱く不安定でした。私はこの曲に特別な思い入れがあるので、正直もう少し練習してほしい、と感じました。

アウトロのハイポジションで鳴らされる高い音のベース。本当に綺麗なメロディでした。
HELL-SEEまでの曲は、五十嵐がベースラインも全部作っていたという話を聞いた事があり、この幻想的なメロディを作り出すのも、さっきまでの狂ったような姿も、全て同じ人間の一面。この振り幅の大きさこそが五十嵐隆という人を表しているように思います。

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en2.I・N・M

続いて披露されたのも、シロップ屈指の美しいメロディを持つ曲。生還の未発表曲枠として本編で透明な日をやったので、ここは赤いカラスではなくI・N・Mに替えよう、となったのでしょうか。いつ聞いても感動的な曲ですね。これも実は生還以来やっていなかった為、再結成後は初披露でした。

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en3.天才 勢いを再び上げて、盛り上がり所へ。ギターソロは……もうなんか心配する必要はないような気がしてきました。
そして曲終わりにやっと「ありがとございます」と話します。

en4.パープルムカデ

en5.coup d'Etat〜空をなくす

金沢とは逆の順序。coup d'Etatで五十嵐が「オーオーイェイイェ〜」と即興で歌い上げていました。盛り上がったまま終了。あざます、と吐き捨てるように言い、五十嵐が去って行きました。リズム隊2人も特に話す事なく袖へ。すかさずアンコールの手拍子が起こります。

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ダブルアンコール

3人が出てくると観客から名前呼びがあり、ありがとう、という声も上がる。確かたいこはこの時、手を合わせて客席へ挨拶してくれていたと思う、多分。特にMCもなくすぐ曲が始まる。

en.2-1 Rookie Yankee

バカを騙せ!って本当に言われたんだろうか…そうじゃなくても音楽業界の裏話とか、色々よくない噂が聞こえてくる事がある。
五十嵐も色んなイメージを引き摺って、結果破綻してしまった経緯を知っているとやはりこの曲も重たい。

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ここで終わりかと思われたが、五十嵐が「今日はありがとうございました」と丁寧に礼を言った。そしておもむろに曲を弾き、かなり崩したゆっくりとしたリズムで、語りかけるように「嘘から抜け落ちた〜」と歌い始める。

en.2-2 翌日〜真空

この時点で、リズム隊2人が顔を見合わせて笑っていたので、きっと予定外の出来事だったのでしょう。

そして、五十嵐は「明日に変わる…」まで歌ってから、急にギターをギャーンと激しく鳴らし、フラフラと舞台の前に近づいて来ました。テンションの上がり下がりが激しい。
ギターをジャカジャカと弾いて、舞台の端から足を下ろして腰掛けます。近い!

まさに、再発の時のこの写真のような感じ。
いや、もっと近かったですね。私の位置からでも手を伸ばせば触れたと思う。
syrup16g「再発」ツアーで証明した完全復活 - 音楽ナタリー

そしてギターをジャジャッ!ジャッ!チャラララ〜ンと弾いてまた舞台の上に立ち、あのフレーズを弾き始める。リズム隊もそれに合わせるように真空が始まる。これもまた激しい演奏で、イェイイェイイェー!と叫ぶように歌い、たいこもスティックを吹っ飛ばしそうな勢いで叩きながら、イエエエエ!と叫ぶ。熱量の高いまま今日はここでライブが終了。

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2日目まとめ

セトリの入れ替えはありましたが、曲順自体の入れ替えは殆ど無く、今後もこんな感じで進むのでしょうか。
穏やかな曲の多いdarcを前半に固めているので、前半は盛り上がりに欠けてしまうのはしょうがないと思います。
それよりも、今回はライブハウスでのツアーという事をかなり意識して、中盤に激しい曲を持ってきて、思う存分盛り上げてやろうじゃないか!という気概を感じました。
スタンディングで距離も近く、演者の空気が良くも悪くもそのままお客さんに伝わる。逆もまた然りで、観客の反応がすぐ演者に伝わっている様子でした。結果的にかなり一体感があるライブになっていた。
そして、本編終了まで駆け抜けていったん間を挟み、アンコール後にまた穏やか目な曲をやるという、かなりメリハリの効いたセトリです。
終わりに、アルバムの最後の曲、Rookie Yankeeで締める。というのが想定していた流れなんでしょうが、今日はそれではちょっと五十嵐のテンションが収まりきらない様子だったので、翌日〜真空と続けてくれました。

下手側2列目で見たので、とにかくマキリンのベースがよく見えました。何の曲かは忘れましたが、一度後ろを振り返り、たいこと演奏を合わせて、振り返った時の満面の笑み!
激しい曲の時にベースを斜めに倒すように弾いたり、手元にぐいぐいと引っ張ったり、今日は五十嵐の気迫に牽引されてリズム隊2人も尋常じゃない様子で演奏していました。ラストライブの正常の時みたいな、物凄い空気が渦巻いていた。
いつもはクールなマキリンのこういう面を見ると、見てる側としてもかなりグッときました。

中1日挟んで、次は札幌。ここからどう変化していくのでしょうか。

徘徊初日 11/22 金沢公演

まとめるのに時間がかかってしまった。

syrup16g 2016年 ライブツアー「HAIKAI」初日。公式のバイオグラフィーによれば今年はシロップにとって記念すべき20周年という節目。キャリア史上最長と銘打たれたツアー。そして初金沢。

私にとってもシロップの遠征はこれが初でした。
ツアーが始まる前、下北沢で最速披露ライブがあったので、darcの曲は全部やるだろうな、とか、My Love's Soldもやるかもしれないけど、基本は定番のセトリだろうな、とか、 あまりやってない曲をやるとしても1、2曲くらいだろうな、と勝手な予想をしていました。しかし、そんな予想を遥かに上回る展開が待っていたのでした。



待っている間、何となく機材のチェックをしていました。ヘッドしか見えませんでしたが、エレキギターは多分6本あったと思います。でも結局5本しか使っていませんでした。
ベースはいつもの2本とツイッターで購入報告のあった黄色のリッケンバッカー。足元のエフェクターは見えませんでしたが、スタッフさんが、ベースのシンセっぽいエフェクターのチェックを念入りにしていたような気がします。結構エグい音が鳴っていました。
たいこは青たいこです。

 

はじめまして\(^o^)/ HAIKAIツアー初日、初金沢 初めてだらけたかまる #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -



セットリスト順に感想。ここから完全なるネタバレです。











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1.Cassis soda & Honeymoon

アルバムの最初の曲で静かに始まります。darcの曲順に行くのか?と思いきや、次の曲。

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2.I'll be there

最速披露会に行かれた方から、かなり評価されていた記憶のあるアイルビーゼア。いきなりここで持ってくるとは!確かに、ライブで聴くとアルバムとはかなり違った印象があります。

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3.Find the answer

たいこがマイクを通さずに歌いながら叩いている姿を見るのが好きなんです。ドラムのフレーズを口で言いながら叩く(ドラマーあるあるです)時もあれば、その曲の歌詞を歌ってる時もある。タイミングを合わせる為なのか、単に好きだから歌っているのかは分かりませんが、後者だといいな。
ファインジアンサー♪のところだけマイクの方を向いて、高い声のハモりでコーラスを歌っていました。綺麗に声が出ていました。

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ここで最初のMC。五十嵐がマイクに向かって「もう疲れちゃったんだけど」と苦笑します。観客からも笑い声が上がり、和んだ空気に。
「初日だからリハをいっぱいした。今日は結構(曲数)やるので。」というような事を話していたと思います。
この日は終始こんな感じで、ちょいちょい曲終わりに「ありがとう」とか「すみません」とか話していた気がします。

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4.Father's Day

ギターをちょっとミスったりしましたが、ご愛嬌。エフェクターをカチカチと踏んで、独特な音色が響きす。アウトロでギターのエコーがふわ〜と広がるように鳴り、綺麗な余韻を残したまま終了。

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ここまで、曲ごとに全部違うギターを使っていました。下北は見てないので分かりませんが、ここで一度も見た事のない赤と黒のテレキャス型のギターが出てくる。付けられているカポも真っ赤なもの。五十嵐のこの色への拘りっていつからなんでしょうか。
既にチューニング済み、カポも付け済みでローディさんが用意してさっと掛け替えるので、時間のロスが少ない。

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5.Missing

おニューのギターをちょっと弾いたりして確認してから、リズム隊二人の方に目配せして、曲が始まる。darcの中で私は断トツでこの曲が好きです。歌い出しの言葉が鋭く胸に突き刺さります。
サビでたいこが ふぉろぉ〜う♪ とコーラスします。じんわり染み渡るように響く。また後奏でパッパラ歌う曲が増えたね。

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6.Murder you know

アルバムを聴いた時点で何となく気に入っていた曲でしたが、ライブで聴くと更に良い。のっけから開けていくような明るい展開で、照明も光度を増します。
五十嵐とたいこで 「これじゃない」「これじゃない」「これじゃないかーん」と2人が掛け合うように歌う。耳に残ります。

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曲が終わると五十嵐はまた汗をごしごしと拭いたり、水を飲んだりしてギターを取り替え、少しの間があってから、やっぱりギターのフレーズをちょっと確認。リズム隊二人の方に目配せ。たいこがカウントをとって次の曲が始まり…あれ、これは……

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7.タクシードライバー・ブラインドネス!!!

イントロで頭が真っ白になってしまい、ずっと口をポカンと開けて見入っていました。まさか、嘘だ、いや、これは夢か?と目の前の光景を疑いながら、Cメロあたりで涙が止まらなくなり、嗚咽が漏れそうになったのでタオルをぐっと押し当てて堪えました。
シングル発売時以来とは思えない、いい演奏だったと思います。
五十嵐がそもそもこの曲の存在を覚えているのかすら不安だったので、やるとは思わなかった。本当にびっくりした。

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曲が終わるとここで、アコギが出てきました。お、次の何の曲をやるのかな?と考えているとまた懐かしいフレーズが。

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8.うお座

個人的にこの曲は特に好きじゃなかったので、CDではあまり聴いていませんでしたが、ライブで聴くと沁みること沁みること。
CD版の打ち込み音部分は、たいこがクローズドリム(スネアの縁をスティックで叩く方法)でカツカツと鳴らしていて、ライブだとこんな風になるんだ…と思いました。
余談ですが終演後、エイトホールから外に出ると雨が降ってきていたので、その冷たい感触を受けながらこの曲を思い出して感傷にふけりました。雨音が胸のボタンに染み込む…。
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曲が終わり、また五十嵐がエレキギターに持ち替えて、照明が青から暗い赤色に変わります。

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9.Share the light

出ました!ここで一気に盛り上がります。五十嵐がギターをハウリングさせ、たいこが立ち上がりドンドンドン、ドンドン!と重低音を打ち鳴らします。 盛り上がり過ぎて何も覚えてない…

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ここでボソッと「からいきょくやります…」と言い、すぐ「暗い曲やります」と言い直しました。

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10.生きているよりマシさ

イントロでうぁー!と声を上げ、歌い出します。歌詞は確かに深刻だけど、曲調としては明るい方だと思いますが…。そんな事言ったらシロップに暗くない曲なんてあるのかいな。苦笑
音程外したり歌詞とちったりしてましたが、演奏は安定しており、この曲ももう定番化したなーと思いました。
そのまま、アウトロの演奏を繋げて次の曲へ。

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11神のカルマ

いぇえぇっ!と叫び、かなりテンションが高い。歌詞も「だいじょう!たいよう!じゅーぶん!あるしー」と叫ぶように歌っていました。あるしー、は普通に歌ったので落差がすごい。笑
「これはなぁんだ?神の!かるまぁ?!」とテンション高いまま歌う。「俺が払う必要なーい!」の後にこの日は「全然ない!」と言っていました。シャウトしまくって最後の高音がイマイチ出切らないまま終了。疲れたかな?

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12.Deathparade

ここでdarcのまだやってなかった曲、Deathparadeを持ってくる。盛り上がったまま次の曲へ。

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13.Drawn the light!!

このイントロは!また開いた口が塞がらない。
初期のセトリを見るとどうやら定番だったらしい曲。これもかなり久しぶりの披露だっと思いますが、完璧に演奏をこなしていました。
マキリンがこの曲のベースを弾いているのが何だか不思議な気がします。しかもノッている。首をふりふりしています。 たいことのコーラスの掛け合いも、こんな風になるんだな、と思って見ていました。歌詞を間違えて、薬をくれ、薬をくれって二回言ってました。やばい。

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14.落堕

たいこのドラムソロから始まり、五十嵐もそれに続いて、ギターをブォーンと鳴らします。
ここでマキリンが!たいこの方を手で指し示して観客を煽ります!観客から歓声が上がる。そしてグイッとベースを弾き始める!めちゃくちゃかっこいいです。

五十嵐が即興のギターソロを一通り弾いて、マキリンやたいこが目配せしてAメロまで続く展開が始まります。
最初の決め台詞!「寝不足だって言ってんのぉ…」と、いってんのぉ…の部分をため息混じりで、耳元に囁くように歌ったので、内心ドキッとしました。色っぽい。
2回目は「寝不足だって言ってん…だいきちゃん!」とそのままドラムソロに繋げていました。

3回目は「わー!さぁぁ!いぇー!」とか叫びながら「いつ髪切んの!」
「ね↑不足だって言ってんの!!」
とテンション高いまま歌っていました。
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ここでまたMCを挟みます。

「今日はありがとうございました。今日はとても暖かく見てくれて楽しかったです。」というように丁寧にお礼を話していました。

15.リアル

ギターソロが物凄くキマっていて格好良かった!
「あっとうてきな存在感!」と、力強く叫ぶ!
その後もほとんどテンションが上がりきったまま何度も歌詞を叫ぶように歌ってました。
モーソーリアル!モーソーリアル!の所ではもう息切れ寸前になるくらいずっと叫んでいた気がする。

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そして、「ありがとう」と言って舞台袖に帰って行き、本編終了。

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アンコール

手拍子をしていたら程なく出てきてくれました。
五十嵐が「ありがとうございます」と丁寧にお礼を、その後たいこもマイクを通さずに「ありがとうございまーす!」と観客に向けて叫んでくれました。お礼を言いたいのはこっちだよ!

そして、五十嵐がふぅ、と息を吐き「いこうぜ」とたいこに合図をします。すると、たいこがライドを静かに刻み始めました。

テテーンテーン…

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en1.遊体離脱!!!

私はこの曲、ライブで聴けたらもう死んでもいいとさえ思っていたんです。逆に言えば、絶対この曲はライブでやらないだろうな、と………。だからまさかやるとは……
もう死んでもいい。

強いていえば、歌の入りのタイミングがちょっと早かったのと、さっきまでかなり歌も演奏も飛ばしていたので、休憩もほどほどにアンコールが始まってしまい、歌いながらだんだん息切れしてきちゃっていたのが少しもったいなかった。もっと休んで息を整えてから始めて良いのに。

高い声でたいこがコーラスを重ねてきます。こんなん泣かずにいる方が難しい。メロディアスなベースも浮遊するギターの音も歌も煌びやかなシンバルも、すべてが綺麗な曲だ。

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en2.赤いカラス!!!!

続いた曲も、開いた口が塞がらない。生還バージョンの赤いカラス。五十嵐があのイントロを弾き始めて、なんじゃこれは!最高のセトリだー、ともうびっくりしすぎて、笑ってしまいました。
1日にまとめて!こんなにたくさん!好きな曲やってくれるなんて!
この時、遠征決めて良かったな、と強く強く思いました。

Cメロは「ひとりだけの〜、ゆめゆめー」とちょっとアレンジして歌っていたと思います。
最後は生還の時みたいに「ゆめーゆめ、ゆめえ゛!ゆめえ゛!ゆめえ゛!ゆめぇ゛ぇ゛ー!!」と叫んでいました。

私は生還の方のが好きなので嬉しかったんですが、バージョン違いの方は完全にお蔵入りになるのだとしたらちょっと切ない。聴いてみたかったな。

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そしてここから再度盛り上げてくるようなセトリに。急転直下だなぁ。この辺はもう盛り上がり過ぎて記憶が曖昧です。

en3.天才 ギターソロしっかりキマりました。

en4.coup d'Etat〜空をなくす

最後に「でぇぇ !ぃ゛え゛え゛っ!」と叫んで、ギターをハウらせ、そのまた次の曲に入るか!?と、ここで急に静かになる。

五十嵐がどうやら曲の順番を間違えたような様子でした。ここでたいこから「じゃあその曲をやろうよ」と助け船が出され、観客から笑い声。五十嵐はイントロのフレーズを確認して弾き始めます。

en5.パープルムカデ

ここまでだいぶ飛ばしてきた影響か、かなり息切れして音程へろへろになりつつも、時に叫ぶように、必死に歌いあげていました。心なしかちょっと左足が上がったような気がします。
たいこが絶妙なタイミングで「オイ!」と吠えるので、容赦なくテンションが上がってしまう。
定番の曲ですが、これは絶対セトリから外して欲しくない。大好きな曲です。

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演奏が終わり、礼をして去っていく3人。
拍手が起こり、揃い、客席からは更にアンコールを求める手拍子が続きます。

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ダブルアンコール

手拍子があってから、すぐに出てきてくれました。たいこは徘徊Tシャツに着替えており、マキリンと五十嵐は水鉄砲Tシャツを着ていました。そしてここで五十嵐が
「○○ちゃん見てるー? 」
と急に客席に呼びかけます。客が笑い、たいこも笑う。
「僕の唯一の友達が見にきてるんですよ。」となんだか嬉しそうに五十嵐が言う。おい、かわいいぞ。

そして、アコギをちょっと鳴らして 、
「ありがとうございました。拙い感じですみませんでした」と話し始めます。
「初日とかって、結構楽しくできることが多いんですけど、たまたま今日ここでできた事が光栄です。ありがとう」
とか改まって言う。客席からも\ありがとー!/という声が次々に上がってそれに応えます。なんだか、金沢は温かいな。


そして、「じゃあ最後に一曲だけ」と言って、アルバム最後の曲を弾き始めます。

en.2-1 Rookie Yankee

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初日まとめ

Krankeツアーの時と同じく、ギターを曲ごとに取り替える事で曲間をなるべく無くして時間を短縮し、会場の空気を冷まさないように配慮がなされていたと思います。
ちょいちょい五十嵐の汗拭きタイム等が挟まりましたが、今日は振り返ってみるとけっこう序盤から、疲れちゃったよ、とか、ありがとう、とか、見てるー?とか普通に話していて穏やかだった。初日はいつも割と楽しんでるんですかね?かわいいがらしが見れて、わしゃ嬉しいよ。
下手側端だったので、上手側の袖でローディさんが毎曲ごとにチューニング済みのギターを抱えて、じっと待機してるのが見えて、その図がなんかちょっと笑えました。仕事人だな〜。
各曲の完成度はこれからまだまだ上がりそうです。

余談ですが、グッズ先行に並んでいたらリハの音がわりと大き目に聞こえてきました。darcの曲をやってる…と思ったら途中で物販で流してるCDの音と被ってしまい何だかよく分からない状態に。リハーサルを長めにやったと話していたから、たまたま聞こえちゃったのかな。

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追伸

大阪公演1枚余ってますので、行きたい方は声かけて下さい。



徘徊ツアー前夜

いよいよ明日からシロップのライブツアーが始まります。まずは初日、金沢公演を見るために深夜バスに乗っていざ出発!
とりあえずセトリどうなるか邪推してみる。










徘徊します

2016年9月5日 午後6時、シロップの広告塔(勝手に名付けた)こと中畑大樹さんのツイッターにて突然の発表があった。












色々とスケジュールやお金の都合もつき、あとはスタンディングに備えて落ちてしまった体力を上げるだけ…行ける!
という訳で徘徊ツアー全通目指す事にしました!できればだけどね。
金沢、仙台はとりあえず行きます。あとは分からん!
深夜バス旅になりそう。

あれってさ

神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。
ドストエフスキー

身内と、あるいは大事な人と、下らない事でケンカになった時、ついつい思ってもいないような悪口を言ってしまう事がある。相手もそれに乗せられて酷い言葉をかけてきたりして、堰を切ったように罵詈雑言の応酬が始まる。言葉の暴力、場合によっては本当に手が出る事もある。
時間が経って冷静になってももう遅い。一度口から出てしまった言葉はもう戻せない。こういう時もっと素直な人間だったらなー、と思う。頑固な性格なのはお互いさまだ。だから後で物凄く反省しても、相手が先に謝るのを待ってしまって、なかなか謝れないんだ。心狭すぎだよな、っていつも思う。

ミッション系の大学行ったけど、だからって別にキリスト教徒じゃないし、普段天国と地獄なんか信じない。初詣行くし、お寺見るの好きだけど、仏教神道も信仰しない。たまに家に来る新興宗教の勧誘も無視する。神様なんかくそくらえだ。
我ながら中二病っぽいけど、XTCはディアゴットが1番好きだ。


でもやっぱり、親しい相手に何か酷い事を言おうとした時、心の中で葛藤がある。それこそ、マンガの表現のように、私の頭上では悪魔と天使がそれぞれ好き勝手な事を言って、戦っているのだ。そして結局いつも悪魔が勝ってしまう。私は酷い暴言を吐く。普段絶対に言わないような、自分でもどこでそんなに酷い言葉を覚えてきたのかも分からないような、それはそれは汚い事を大声で叫んでしまう。そして瞬時に思う。これではまるでヒステリーだ、私の1番なりたくないタイプの大人に、今まさに自分がなってしまった…。
頭上でさぞ可笑しそうに嘲笑っている悪魔の姿を想像する。私はいつも敗者だ。でも良心がない訳じゃないので、その後すごく落ち込んでしまう。
なんでそうなる?なんでそうなっちゃうんだろうね?好きではないけど、感謝はしているし嫌いにはなりたくないから、悪い癖には多少目をつぶり、お互いに通じる話題に持っていく事で昨日まで結構上手くいってたんだけどなぁ…。

悪魔はずっと待ってたんだ
裏切り合う瞬間を

さくら/syrup16g