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メモ帳

ただのメモです

ツイン・ピークス 見終わって

*29話まで一気に見た。
なんか後半グダグダ感が半端なくて、終わるのも仕方ないと思ってしまった。
そして、最後の最後で全てをぶち壊して終わってしまった。なんだこれは!

〜〜〜

*その後、特典映像のシーズン2撮影背景を見たら、こうなってしまった理由が説明されていて納得。
確かに、誰がローラを殺したのか?という謎が強大で魅力的過ぎてそれを明かしてしまった後は、失速するばかりだった。
テコ入れの如く新キャラをぽんぽん出さずに既存のキャラクターを掘り下げた方が良かったとか、
奇を衒い過ぎだったり、ワザとらしい笑いを入れたりして、普通の番組になってしまったとか。
あとは当時、人気が出すぎた事で出演者たちが多忙になり、監督たちも別の映画の仕事を始めてしまって、毎週1本ずつのドラマを9ヶ月も作り続けるのは大変なハードスケジュールだったそうだ。
また、テレビ会社の上役が変わり様々な圧力がかかり、放送枠を何度も変えられてしまった為、最終的には日曜朝8時(!)に放送されていたらしい…。ワンピースかよ…。
とどめには、湾岸戦争の勃発で、臨時ニュースで放映が中止される…など。見たくても見れないし、久々に見てもよく分からない。それじゃあ終わるのも無理ないわ。

自分も20話位までは面白かったけど、だんだんコレジャナイ感が強くなってきた。
特にクーパーさんが普通の恋愛をしてるところなんて見たくなかったよ…。普通の人になってしまった。アールに完全に手玉に取られて見せ場がない…。
クーパーさんには、オードリーの片思いに振り回されつつも、あくまで仕事一筋でいてほしかった。そこが町民たちとの差を分ける一線だったのに…。
町長の言う通りだよ、アニー、出てきたばっかりのキャラやんか。

ローラ事件の終わりまでは緊張感を保ち続け、一本一本を一時間の映画のような完成度で作られていたが、
謎が明かされた事で製作陣も飽きてしまってクオリティが落ち、その雰囲気が伝わってしまったのかもしれない。
面白いのが、出演者たちのインタビューで、ルーシー役の人が、セカンドシーズン後半はつまらないって言い切っていた事。確かに、納得いく説明だった。

あとは、ローラを殺した犯人を最後まで明かさない為に出演者にも偽の台本を渡して、実際に3パターンも犯人を替えてマディの殺害シーンを撮ったらしい。
確かにリーランドが死ぬシーンは作中最高の演技だったし、あれで第一話からずっと保たれていた緊張がピークに達してしまった。ツイン・ピークスが長い長い一本の映画とするなら、あれこそがエンディングに相応しかったのだろう。悲しすぎる結末ではあるけれど…。

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*シーズン3なんてあり得ないだろうけど、もし撮るならという話もあり、シリーズ通してずっと正義の捜査官だったクーパーの闇を映すというプロットが考えられていたそうだ。
舞台を町から広げずに、ツイン・ピークスの魅力的な登場人物たちの光と影を淡々と描いていくという、原点に戻って…。その為に最終話はシーズン1同様続きが気になる要素を詰め込めるだけ詰め込んだのだという。だからあんなみんな危機的状況のまま終わったのね…。
でも、続きは作られなかったせいで、誰も救われない終わり方になってしまった。クリフハンガー、崖っぷちのままで終了。

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そして今、25年の時を経てシーズン3が現実になろうとしている。ダラダラしたテレビシリーズではなく、原点に戻り、長い一本の映画として制作されているとの事。
全ての撮影が終わり、編集が済んでから放映されるので、人気に左右されて展開が変更されたりする心配もない。シーズン2の反省を踏まえているのかな。ちょっと安心。
でも25年も経ってしまったので、みんなそれ相応の歳になっているんだろうなあ…。キャストも亡くなられた方がいると聞く。どうか面白い物が見られますように…。

最終話の赤い部屋のシーンはなかなか良かったけど、全体的にあまりにも酷い終わり方だったので結構ショックを受けている。映画版見ようかどうか迷うなあ…。