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ただのメモです

徘徊7日目 12/9 名古屋公演

徘徊7日目!大阪公演から2日、セットリスト面でも演奏面でもまだまだ攻めてくるのか?それとも最終の東京公演に向けてそろそろまとめに入ってくるのか?そして、今日は五十嵐は喋るのか?
名古屋のお客さんはノリが良く、声かけも多い印象ですが…どうなる事やら。

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お久しぶりです\(^o^)/ ぷっしろでははじめまして 地方最終日名古屋たかまる #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -


今日は上手側の柵の後ろあたりで見ていました。やはり、下手側とでは見える景色がかなり違って新鮮でした。五十嵐の挙動がよく見え、ギターや歌もよく聞こえました。その代わり下手側はよく見えなかったので、他の方のレポを見て補完させていただきました。
柵の前は中盤からずっとモッシュゾーンとなっており、もう揉みくちゃ、大変な盛り上がり振りでした。
この下からネタバレです。
















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ほぼ定刻に客電が落ち、3人が上手側から入ってきます。マキリンは半袖の襟付き黒シャツ、たいこは波形模様のジョイディビジョンTシャツ、五十嵐はいつもの真っ黒な長袖とズボンでした。ちらりと見えた靴も厚底の靴だったので、この人だけ舞台衣装は変わってないか、もしくは同じ物を何着も用意してもらっているのかもしれません。一度にたくさん汗かくからすぐ洗濯しないと大変そうだ。
大きいライブハウスなので、舞台が高く、ドラム台はまた一段高くなっていました。大阪と同様、中央に寄せて三角形に配置されたようなセッティングでしたが、ベース側が少し後ろめで、ギター側は少し前めにセットされていました。
名古屋のライブ中に思い出しましたが、大阪の時はたいこがバスドラを踏む度にシンバル等のセットがグラグラ揺れ、バスドラも前にずずずっと動いてしまって、途中でたいこ自身が椅子の位置などを調節して直していましたが、今日はきちんと固定されている様子でした。


1.Cassis soda & Honeymoon

今日は上手側で見たので比較的よくギターの音が聞こえました。アコギそのままの音が大きめ、歪みのかかった音が小さめのバランスで、二つの音が聞こえ、厚みが増していました。
「ありがとうございます!」と明るく挨拶した後「初めまして!…じゃねえや。」と間違えた五十嵐。今回は初めましての所が多かったからね。
「こんばんは、シロップ16gです。よろしくお願いします!」と明るい調子で言い、次の曲へ。今日はずいぶん機嫌が良さそう。


2.I'll be there

ギターも歌の調子も良く、新曲たちの演奏はもう完成してきたような印象を受けました。高音はちょっと裏返ったりしましたが、それ以外は問題なく歌えていました。広い会場に声が響いて、天然のエコーが掛かっていました。もしかしたら他のお客さんが歌っていて、そう聞こえたのかもしれませんが。
やっぱりこの曲が1番darcの中でウケが良いようで、前のお客さんが聴きながら横にゆらゆら揺れている姿が見えました。
曲の最後の余韻の中、エメラルドグリーンの逆光と靄に包まれた五十嵐のシルエットが何だかとても綺麗でした。また「ありがとう!」と元気に挨拶して次の曲へ。


3.Find the answer

たいこがバスドラを刻み、それに合わせてギターをカッティングする五十嵐。ちゃんとリズム隊2人と目を合わせて演奏に入り、終わる時もしっかり2人の方を見て、演奏を合わせていました。
ちょっと喉に唾液がひっかかったような感じで、5曲目あたりまで歌声が時々不安定になる感じでしたが、後で調子が上がっていったのか、歌は段々と安定していきました。
間奏のワウも綺麗にキマった。


4.Father's Day

五十嵐が汗を拭いてギターの準備をする間、リズム隊2人が前奏代わりにセッションをします。
今日は、準備が終わった五十嵐もそこに加わって、ギターを静かにチャラララーンと鳴らしていました。そして、CD版通りのイントロのアルペジオを弾く瞬間にリズム隊2人が音を止め、メリハリのついたよい演出になっていました。
前回も思いましたが、こうやって曲のアレンジがライブを経る毎に進化していくのを見られるだけでも、遠征した甲斐があったなぁ、と思いました。
あと、この曲だけボーカルマイクにかなり深めにエコーが掛かっていました。


5.Missing

五十嵐の準備が整うまでの間、マキリンがアドリブで前奏を入れていました。
今日は歌詞をかなり間違えていて、そのたびに首を横にブンブンと振っていたので、ああ間違えたんだな、というのが丸分かりでした。
でも今日はミスで調子を乱したりしない様子でしたので、演奏の方はかなり安定、というか凄く上手かった。
ただの最悪の人でー♪の後、「いんじゃな〜い?」と歌わず軽く質問するような言い方で言っていました。


6.Murder you know

汗を拭いて準備ができた五十嵐が、リズム隊2人と目を合わせ、その合図でたいこがカウントを取り曲が開始。
何度でも言えますが、この曲は本当に本当に良い曲で、今の自分の状況に歌詞を重ねて聴いてしまった為、何だか泣けてきてしまいました。メロディーも良いし、今後定番になってくれたら嬉しいな。
ありがとう!と機嫌良く挨拶。

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ここで恒例のたいこのMCが入ります。まずオフマイクで こんばんは!と大きな声で挨拶してから、マイクを自分の方に向けて、また「こんばんは」と挨拶し直すたいこ。
「高いところからすいません。シロップ16ぐ、…グラムです!」とちょっと噛んでしまったたいこに対して五十嵐が「緊張してるから…」とフォローを入れます。機嫌がやけに良い。
たいこが、ここでも初めてシロップを見に来た人の数を聞き、「どうしていいか分かんなくなる事もあると思いますが、自由に楽しんで下さい」とレクチャー。お客さんも元気に はーい! とお返事します。

更に「もうちょっとだけ喋りますね」と話を続けるたいこ。今日は結構長く話しました。前に名古屋に来た時の思い出話でした。
「どうしても名古屋城に行きたくて、スタッフの人と2人で行ったら、そこにカメのゆるキャラがいたんです。知ってますか?」と聞くと、お客さんが だなも! と答えます。
「そう、だなも」とたいこの言い方が何だかかわいらしい。ちょいちょい笑い声が起きました。
「『やっとかめ』だなも、っていうカメが居て、一緒に写真撮ってもらったんです。で、『じゃあ写真撮りますよ、ハイ、チーズ』って言った瞬間に だなも が、その時、俺の手をそっと繋いだんです…」
この話、観客からかなりウケていました。大きな笑い声が上がっていたと思います。
「ハッとしたんですが、撮り終わったらすぐ手を離したんですけど…アレはなんだったのかな?っていう思い出です。」
「気になって後で調べてみたら『やっとかめだなも』って『お久しぶりです』って意味なんですね。今年も名古屋に来れてとても嬉しいです」と、上手く一年ぶりのシロップ凱旋に話を繋げるたいこ。五十嵐もここで頷いたり、ガッツポーズをしたりしていました。
そして、お客さんの1人から「久しぶり!やっとかめ!」と生粋の名古屋弁で声が掛かり、「あっ、そういう言い方なんですね」とたいこも納得。

「じゃあ今日は最後まで楽しんで行って下さい。やるよー!」と気合いを入れてドラムに向かうたいこ。そして、急に普通の口調で「はい、準備してー」と話しかけます。それに対し五十嵐がすかさず「(もう)してる。」と少し拗ねたように答えます。
たいこは「違うよ、お客さんに(言ったの)」と説明。それからよーし!と再度気合いを入れてカウントを始めます。
なんだか、今日はMCも多く笑い所がいっぱいあった。大阪の時と違ってアットホームな空気。たった二日でなぜこんなに違うんだ…。


7.タクシードライバー・ブラインドネス

このイントロにおおー!と嬉しそうな声が上がる。イントロのギターはアームをぐいぐい動かして、音を揺らしており、今日はそれがよく見えました。今日はかなりウォーンウォンと動かしてた。
あと、ソロはいつも苦しそうに歯を食いしばって弾いてるものと思いましたが、時折、真顔に戻ってメロディーを口ずさみながら弾いてる事もありました。
声の調子も良く、ギターも完璧だと言う事がない。笑


8.HEAVEN!!

注目の8曲目、いつもと違うコードでギターを鳴らした為、何が来るのかな?と思って見ていると聞き覚えのあるリフが!

個人的な話をしますと、今日、私は大阪から名古屋まで普通電車で4時間掛けて移動したので、その間シロップの全アルバムを通して聴きながら来たのですが、
ディレイデッドの曲については、フリースローにも収録されていたもの(と、きこえるかい)以外、リリース時以降から披露される事が少なくなっており、なんとなく「ちょっと不遇な扱いになっているなぁ」と思っていました。でもよく聴くとインサイドアウト前頭葉も格好良いし、HEAVENもライブでやれば盛り上がりそうな曲だな、と思いました。
でもまさか今日やるとは思いませんでした…びっくり。あと残り3公演なのに、また今ツアー初披露の曲を入れてくるなんて…。

久しぶりの曲のはずなのに、やはり演奏もキマっていました。調べたら2004年の10月の野音(遅死に収録されたやつ)から12年ぶりでした。うわあ…。これで、ディレイデッドの封印が解けたかもしれません。
今のシロップなら本当に何でも、いつの曲でも3人でやれそうだし、現にできちゃってる。もう、この曲はライブで聴けないかな?と思っていたものも今後披露される可能性が十分でてきました。
ていうか、いつ誰がこれやろうって言い出したのか、いつから練習してたのかが知りたい…。
「これで終わり」もいつかはやってくれるかな。


9.Share the light

立ち上がって、ドラムをメタメタ叩くたいこ。
この曲だったかは忘れたが、五十嵐がたいこの傍に行き、ドラム台に乗ってバスドラの横でたいこを見ながらギターを弾いていました。ツアーがもうすぐ終わるからテンション上がってきたのか、今日は終始こんな感じでサービス全開でした。マキリンも後の曲でドラム台に乗って演奏していたらしいし、たいこはいつもの3割増しぐらい吠えまくるし、凄かった。

10.My Love's Sold

完璧過ぎると特筆する事がなく、凄いとかヤバいとかしか書けない。語彙が少ない…。
岡山同様、この曲の最中に「うぉー!」「ふぅー!」と叫んでやたらテンション高い五十嵐。一回「アイアムシロップ!」とか言ってた気がする。気のせいだろう…。


11.神のカルマ

「全然ない!」言ってました。あとは何かを早口で言ってたが聞き取れなかった。これも演奏完璧で特筆する事がない!
驚きなのは、五十嵐のポテンシャルの高さ。4年も引きこもってた時間を感じさせないくらい、ギターも歌も安定していました。つうか、私が偉そうに言うまでもなく上手い。シロップって今が全盛期なんじゃね?とニヤニヤしながら思いました。
時折シャウトしたり、アドリブもとばしたりとノリもよく、後半までペースが保ててる。もう今日が映像収録日でも良さそう。

リズム隊の2人は言わずもがな。
身体的には、マキリンは首を痛めてるし、五十嵐は寝不足だし、(たいこも胃腸炎になってたらしい。)そこは年齢が出てしまっているけれど、その分ずっと音楽で食ってきた人達だから、積み上げた技術で補って余りある演奏を見せてくれました。公演を重ねてへばるどころか磨き上げてきてる。やっぱりプロは凄いな…と思いました。


12.Drawn the light

「死にたくない!」と叫ぶ五十嵐。
モッシュの波が凄くてこのあたりから完全にマキリンの姿が見えなくなり、五十嵐だけを見る事にしました。ドロンザライ!
歌詞を間違えると「間違えた間違えた!」と早口で言って首を横に振り、もう誤魔化そうとすらしない。演奏バッチリなので、それ位はご愛嬌だと思いますよ。

13.Deathparade

いつぞやは「新曲も聴いてやってください」と紹介してからこの曲に入った事もありましたが、今日は前後の曲と遜色ない盛り上がりでした。
今日の「存在しないで!」はCD版に近い調子だったけど、その他の部分でかなり叫び声混じりに歌っていました。
五十嵐をずっと見ていると、演奏中や歌の入る前などに結構何度も目を開けている事に気付きました。この盛り上がりを見てくれただろうか…。


14.落堕

たいこの弾けるようなドラムソロから曲が始まると、その間に五十嵐はゴシゴシと顔を拭き、例の頭にタオルを乗せるやつをやって、舞台袖へ歩み寄ります。
ローディーさんから何かを受け取った…何をするつもりだ?
手に何か持ってる…と思ったら、舞台中央に歩いてきて水鉄砲を撃ってきました。
タオルは被ったままで、歓声を上げる観客に向けて、両手の二色の水鉄砲をピューピュー撃ちまくります。笑い声と歓声が凄い。
撃ち終わると、首を振って頭に乗っているタオルを落とし、それがギターに引っかかった為、もう一度顔をゴシゴシしてからポイ。このおっさんは何処まで狙ってやってるんでしょうか?他の人の話では、この時リズム隊の2人も笑っていたらしい。

上記のやり取りがあった為、いつもより長めにたいこのドラムソロを聴けたのも良かった。ハイハットの16分刻みを入れるキメがむちゃくちゃ格好良い…。
そして、何事も無かったかのようにギターをジャカジャカ弾き始めアドリブをキメる五十嵐。これがまた格好良かった。このギャップよ。
「寝不足だって言ってんの!」はお客さんからも声が沢山上がっていました。水鉄砲を掲げてジャンプしてる人もいた。


15.coup d'Etat〜空をなくす

続けざまに披露されたこの曲でも、五十嵐はアドリブでギターを弾きながら「ウォー、イェイイェ〜」と歌いだします。「とりつくしまもない やるせない たどりつけない」あたりまでは聞き取れましたが、後はよく分からん。「〜ない」という言葉を幾つか言った後、「声が聞こえたら 神の声さ〜」といつもの流れに。
モッシュは倒れる人が出そうなほど物凄い盛り上がり様でした。
最後の方でも何事かを早口で叫びましたが、聞き取れませんでした。演奏完璧でまた書く事がない。
曲が終わると五十嵐は手を合わせて礼をし、袖に入る直前にお客さんに向けて手なども振ったりしていました。

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アンコール

長めに続いた手拍子の後、3人がTシャツ姿で戻ってきました。今日は五十嵐もたいこも徘徊Tシャツを着ている。マキリンはいつも通り水鉄砲T。
たいこが椅子の上に立ち上がって客席に手を振ります。そしてアンコール一発目へ。


En1-1 正常

徘徊ツアーではこれが初披露の正常。
イントロでは、会場に漂うように広がっていくギターの音と共に、五十嵐がファルセットで歌います。凄かった。凄い良かった。いつまでも、いつまでも、この曲の世界の中に漂っていたい。何を書いてもライブの正常の良さは表しきれないです。
暗く内省的な歌詞、繰り返されるギターのフレーズ、時折うねるように鳴らされるベース、ハウリング音、そしてアウトロで勢いを増していくドラム。叫んでしまいたくなる。


En1-2 生活

もうちょっと正常の余韻に浸っていたかったですが、演奏陣は続けて2曲目へ。
定番曲ですが、人気の高い曲だからやっぱり盛り上がる。ここでもたいこのハイハット16分+バスドラのキメが入って格好良かった。ギターソロはもう言うまでもなく完璧でした。
「アイウォナ、ヒアミーー!!」と叫ぶ五十嵐。

En1-3 Sonic Disorder

今日のアンコールは定番曲でまとめたベストアルバム的なセットリストでした。そのせいか、お客さんもノリやすかったのかもしれない。
マキリンがベースを弾き始めると、それに合わせて手拍子が起こっていました。イントロ、五十嵐のギターソロもキマった。歌も安定してて、これまた書く事がないです。フウフ〜と高音もよく伸びていた。

En1-4 天才

立て続けに天才。これもミスなく完璧に演奏しきった。やっぱりシロップは今が第二の旬なのかもしれない。そう思わせてくれるほど、例の曲間のギターソロもアウトロも完璧にキマっていた。
うーん…何も書く事がない。ギターをジャーンとやる時に腕を上げて天井を指差していた事くらいか。

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そしてあっという間にアンコール最後の曲。五十嵐がイントロのフレーズをちょっと弾いて、 うーん という感じの顔をして止め、チューニングタイム。そのおまけでMCしてくれました。お客さんの声に応えて掛け合いのような場面も。長いです。

五十嵐「最後の曲になりました。ありがとうございます」
客\えー!残念/ 五十嵐「残念だねぇ」
客\残念だ/ 五十嵐「残念だ!」
客\悔しい/ 五十嵐「悔しいねぇ 笑」

客\もう一曲/\アンコール!/など様々な歓声が上がり、五十嵐は苦笑しながら「困った時のおうむ返しをしてます。この程度のコミュニケーション能力で生きてますから」と自虐。お客さんから思わず「頑張れー」という声が上がってしまいました。演奏完璧だったのにね。それに応えて「頑張る」と言う五十嵐。

これくらいかな、とまたギターをジャーンと鳴らすも「まだ狂ってるからちょっとお話するね〜」と軽い感じで言う五十嵐。和やか。
「大樹ちゃんがなんかお話したいそうです」とたいこに話を振る。お客さんからもたいこコールと拍手。

客\ありがとう!/ たいこ「こちらこそありがとうございます」
客\ワーー!/と拍手 たいこ「年の瀬にご挨拶に来れて良かったです」
五十嵐「親戚なの?」とナイスツッコミ。
客\来年もよろしく!/ 客\また来てね!/ たいこも「まぁ…」と答えるが、収集がつかなくなりそうになり、五十嵐の準備ができたようなので、「はい、やりましょう。」とビジネスライクに言ったのがこれまた面白かった。

イントロを弾き始める五十嵐…でもやっぱりなんか音がおかしい。うーんと苦笑いする五十嵐。
客がまた\頑張れー/ と声をかけると、たいこが「頑張ってる。めっちゃ頑張ってる」と真面目なトーンで返事。こんなに命削って頑張ってるのに、もう頑張れコールは止した方がいいんじゃないかな。
お客さんから今度は\マキさーん/\マキリーン/という声が上がり、五十嵐も「マキさんも喋る?」と今度はマキリンに話を振る。大きな歓声が上がります。
するとマキリン「はやくしろよ。」と静かな口調で五十嵐にツッコミ。五十嵐は丁度このタイミングでチューニングが終わり、すかさずリアルのイントロへ。

En1-5 リアル

少し休憩(?)を挟んだ為か、声もギターも調子が良く特筆する事がありません。
完璧でした。妄想リアル!と叫んで、リズム隊に目配せ、ジャーンとやって終わり。拍手の中退場していく3人。

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当然のように再度手拍子が起こり、程なくして3人が舞台の上に帰ってきます。

ダブルアンコール

En2-1 Rookie Yankee

やはり良い曲なんですが、これ一つで終わってしまうとお客さんとしては物足りない感じがするのか、さらに手拍子が起こります。

客電の付いた後も手拍子が鳴り止まず、それに応えて今日もトリプルアンコールがありました。五十嵐は入ってくる時ふらふらしていて、歩み寄ったローディーさんに声を掛けられ、「大丈夫、いける」という仕草をしていたと思います。

汗も気力も全て出し尽くした五十嵐が、最後の力を振り絞って演奏を始めようとする…が、またチューニングがずれている!苦笑。また笑い声が上がります。
そしてチューニングする間、またMCを挟んでくれました。
「まあまあまあ、もう慣れたでしょう。しょうがない!」と明るく言う五十嵐。変に落ち込んだりしない。それでいいと思う。

En3-1 翌日

これも定番曲ですが人気の高い曲なので、とにかく盛り上がった。歌っている人もたくさんいたと思います。ていうか、隣の人が大きな声で歌い出しちゃった。手を耳に当てて前のスピーカーの方からだけ音が聞こえるようにしたら、私も無事3人の演奏に聞き入る事ができました。
もうなんの心配もいらない、する必要ない。来年また帰ってくるんだな、と思わせてくれる良い演奏でした。「ありがとう!」と礼をして去っていく五十嵐、マキリン。たいこが舞台の前方に来て手を振ってから去っていきました。
その後もねだるように手拍子が起こっていましたが、さすがに4回目はなく、客電とSEが付き終演。


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7日目まとめ


あまり話さず全てを演奏に注いだ一昨日の大阪も凄かったけど、やっぱりこのくらいMCを挟んでくれた方が場が和む。どっちが良いかは個人的な好みによると思います。
演奏しに来てるんだから、MCがあったかなかったかでライブの良さが変わる訳じゃない。
名古屋のお客さんはなんとなく、人を乗せるのが上手そうだけど、自己主張も強そうなイメージ。大声で歌っちゃってる人も、独り言みたいに感想を言ってる人も結構いたなぁ…。

途切れなく激しい曲が続けざまに放たれ、アンコールを挟んで静かな曲も入れてきた、という点で、ライブらしい勢いやセットリストに関しては大阪の方が良かった、と思います。個人的には。
宇宙遊泳と遊体離脱に勝てるものなんかないんだよ…。


さて、残すところ東京の2公演のみとなりました。
体調が心配ですが、最後までやり切ってくれるに違いない。まだセットリストの入れ替えがあるかもしれない、こんな予測のつかないツアーになるなんて…本当に遠征して良かったと思いました。
演奏も今回は文句なしに良く、シロップ好きだけどまだ見た事ない人がいるなら、とりあえず早く見に行った方が良いよ、と言いたいです。


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終演後のツイート、インスタ



マキリンは当日新幹線とタクシーで帰宅した様子



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中4日の様子。マキリン、首やはり痛いのでしょうか。お大事に。たいこもご自愛下さい。2人ともサポートの仕事があって休む間もない…。


徘徊6日目 12/7 大阪公演

徘徊6日目!いよいよ残すところ東名阪のみとなりました。そろそろ千秋楽に向けて、総まとめに入ってくるかな?と勝手に予想していましたが、そこはシロップ。まだまだ攻めてきました。
360度予想を裏切られ、まさかの私個人の希望通りの流れに…。え、ツイート見てないですよね?自意識過剰?

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たいこは移動中もお仕事。来年も沢山お仕事が決まってて忙しない。でも疲れも見せず、ちゃんと各地の名所や名物も楽しんで、ライブ中も楽しそうに叩いてお客さんへの感謝も忘れない。合間にタワレコも回って宣伝もする。凄すぎる。
私はどんなに好きな事でも疲れてくるとイライラしちゃうから、中畑さんはどこからそんなに元気が湧いてくるのか知りたい。やっぱりドラム叩く事が楽しいからなのかな?




はっちきたで\(^o^)/ #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -


同じ街にいると思うだけで高まりました。なんばハッチは、駅からも近く屋内に物販スペースがあり、コインロッカーも開場前に使えるという、かなり利便性の高いライブハウスでした。規模も1500人超え!でかくなってきた!
ステージが高くて見やすい分、他の会場よりもお客さんと距離があったかな。今日はカメラマンさんがいたので後日写真が公開されるのでしょう。

この下からネタバレです。個人的な感想ばかりになってしまいました。














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客電が消え、拍手の中たいこ、マキリン、五十嵐が登場。ライブハウス内は横に広く、ステージが高いので見上げる形にはなりますが、どの位置からでも3人がよく見える。ステージの中心に正三角形を描くように機材が配置されており、青だいこは更にドラム台に乗せられていてセッティングがよく見えました。


1.Cassis soda & Honeymoon

五十嵐の第一声、声の調子は良さそう。この曲も歪みとクリーンの二音に分けてアウトプットしてるんですね。
今日もちゃんと曲の終わりに、ありがとうございます!と元気に挨拶していました。
ぶっ壊れる寸前だった仙台、岡山を経て精神的に強くなったのかもしれない。

2.I'll be there

ライブハウスが広いせいか、すごくリバーブの効いた広がりのある音作りでした。この曲は今後コンサートホールでやったとしてもきっと演出映えすると思います。これからも何回もライブでやって育てていってほしい。名曲です。
アウトロの五十嵐の「ラーラーラーラー」という高音も綺麗に伸びて、ライブハウスに響き渡っていました。そしてまた、ありがとうと言う五十嵐。

3.Find the answer

今日も間を開けずにバスドラを刻み、スムーズに次の曲へ。こういう照明映えする明るい曲は逆光焚きたくなります。
たいこの雄叫びが早速炸裂!髪が光って綺麗。あなたが太陽だ。
五十嵐のギターソロもワウが完璧にキマっていて痺れました。足元もよく見えたのでワウペダルの踏み加減をじーっと見ておりました。

4.Father's Day

前回からイントロのアルペジオの前にリズム隊2人の前奏を挟むようになっていました。今日もやっており、これは即興じゃなくて、きちんと打ち合わせして決めたやつっぽいですね…。
ライブの回数を重ねて曲が進化していく過程を見られるのは、遠征冥利に尽きます…。
この前奏のおかげで、五十嵐の幻想的なアルペジオの音色が映えること映えること。ぶわっと鳥肌が立ちました。大サビ前のキメも鳥肌。
故人を想う時の懐かしさと哀しさが同居した幻想的な曲です。もうdarc全部が好き。大好き。

5.Missing

ラストのサビ前でミュート失敗した以外は完璧でした。今日は全体的に演奏の完成度がとても高かったので、逆にこういう細かい疵が目立ってしまうのかも。
お客さんは静かに揺れながら聴いており、曲が終わると大きな拍手が起きました。
新しいテレキャス型のギターじゃなく、これまた別の茶色のストラトタイプのものを使ってるように見えましたが、気のせいかもしれません。テレキャスはリペア中?

6.Murder you know

ツアー最初の頃は毎曲ギターを替えていたのに、今日は殆どメインが赤いストラトと赤いジャズマスだったような気がします。
この曲も照明映えが良い明るい曲調で、なおかつ日常の風景にも溶け込める印象があるので、ホールで後ろに映像流しながらやっても面白いかもしれません。つまり、次回以降のツアーでもやってほしいという事なんですが…。
たまにシャウト混じりだったけど、声の調子は素晴らしく良かった。でも歌詞はちゃんと覚えよう!

個人的にもこの曲の歌詞が凄く心に沁みた1日でしたので、聴きながら目頭が熱くなりました。
最近やっと何かに気付く事が出来たけど、何故もっと早くに気付けなかったのか?と自分を責めたりはしていない。そういう心地良い諦めと希望が……ああまた前回と同じ事を書きそう。
五十嵐はどんな経験からこの歌詞を書いたんだろう。最近何か新しい出会いがあったのかな?
思い切ってやってみたら意外とすんなりいく事ってありますよね。拍子抜けするというか。
ほんと良い曲だな〜と思ってしんみり。

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そしてまたもや、たいこのMCが。札幌以降、定番化しました!他2人は機材を取り替えたり、チューニングしたりしていました。

まず、第一声は必ずマイクを通さずに直接話してくれるんですね。アンコールでありがとうを言う時も、たいこは大きな声で二階席まで届くように言ってくれる。人となりが見える素朴で優しい誠意の示しかただと思います。
「皆さんこんばんは」お客さんも こんばんは!と元気に挨拶。

「高いところから失礼します。シロップ16gです!ちょっとだけ話します」と言うと、観客の1人から「たくさん話して!」と言われ、困ったような仕草をするたいこ。かわいい。

「色んなところを回ってきて、訊いてきたんですが、今日初めてシロップ見る方っていますか?」これには結構な数の手が上がっていたと思います。
初めまして、と丁寧に挨拶をして、初見さんにライブの見方をレクチャーするたいこ。「初めての人は、ちょっとどうしていいか、分からなくなる時がありませんか?」あるあるめっちゃある。観客から笑い声が上がります。
「でも最後の方にはきっと打ち解けてくると思います。最後まで楽しんでいってください。」と丁寧に締めた後、なぜかウオオアア!と変な声を上げてからカウントを始めるたいこ。おい、ちょっと待て今のなんや!!笑

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7.タクシードライバー・ブラインドネス

この曲が始まった瞬間、驚愕と歓喜の入り混じった歓声!毎回聞き応えがあります。今日もこの曲は完璧でした。完璧だと特筆する事がない!強いて言えば、フェイズシフターが強めに掛かったギターソロだったかな?
この曲だったかはうろ覚えですが、五十嵐がしゃがんでエフェクターのツマミを弄る場面がありました。

8.透明な日

間髪入れず、あのイントロを弾き始める。この曲でも嬉しそうな悲鳴が客席から上がる。
この曲は〝生還の未発表曲〟として、未完成のままもう完成されてしまったような印象があります。私だけかもしれないですが、生還のBlu-rayから抜き出した音源をいつも聴いていたせいで、きっと今からスタジオ録音しても違和感を感じてしまうと思う。
今日はちょっと語尾を下げめにアレンジして歌っていた。最後の歌詞だけ、早口で一気に言ってワァッと叫んでいた。五十嵐のギアが入り始めたかな。ここまで毎回曲終わりにありがとう、と言っていたと思う。空調がよく効いてで汗はそんなにかいてないのか、今日は激しい曲以外あんまりゴシゴシしてなかった印象がありました。

9.Share the light

たいこが立ち上がって、シンバルにパンチを入れる。今日は立ち位置が高いから、すごく見栄えが良かった。
マキリンがベースを鳴らし、五十嵐がSGに持ち替えて、ギターをベシベシ叩いていた。タッピングでもスラップでもなく、まるで打楽器のように手のひらでベシベシ!ベシベシ!と叩いていました。そう言えば前どこかでも、拳でごつごつギターを叩いてたけど、壊れない?
ギターソロのキレ具合も良く、声の調子も良かったと思う。たいこのリズムに合わせて手拍子が何度か発生していた。たいこが何度も立ったり座ったりして叩いているのがよく分かった。観客を煽って盛り上げるところは立って叩いて、バスドラの低音が必要なところでは座って叩いている。この曲は本当に分かりやすく盛り上がるなあ…
五十嵐が汗をゴシゴシと拭いて次の曲へ。

10.My Love's Sold

この曲のイントロも嬉しそうな声が上がる。coup d'Etatからシロップに入った人にはきっと堪らないんだろうな。「沈むよ嵐の船 箱の船」のところで一度、ドラムが止んで歌とベースだけになるアレンジが良かった。
今日は別に変なスイッチが入ったりする訳でもなく、安定した歌と演奏でしたが、「だってさ訳解らないもん 『あんた』の求めるものなんて、ねぇ」と歌詞を替えて歌っていて、そこは凄くヒヤリとしました。歌詞を間違えただけならいいんだけど…色々求め過ぎて本当ごめんなさい…。

あとは、ギターソロから歌に戻る時、五十嵐がマイクとの距離を見誤ったのか、口がコツンと当たっていました。そして今日も「生きてたいと思ったんダァ〜ッ↑↑」と声が裏返っていました。

11.神のカルマ

そのまま続けて神のカルマへ。こうやって間髪入れずにやるので、だんだん会場の熱が高まっていきます。
そして、今ツアー初の演出があり、イントロの最初のキメの所で舞台奥にラメがかかった黒幕が落ちてきました。シンプルな演出でしたが驚いたし、その後も照明が当たるとキラキラ光って綺麗でした。これは大きなハコのみの演出なのかもしれません。

演奏も特にミスなく、「俺が払う必要な゛あ゛あ゛い゛!!」「最新ビデオ゛!!」と力強いシャウトを入れてくる。
今日は他の曲でも「うぁあああ!」「うぉい!」とか、シャウトをよく交えていましたが、息切れはせず一貫して声の調子は保ったままでした。

12.Drawn the light

続けてドロンザライ!ここで下手側前列の男の子たちが、腕を振り上げてオイオイ叫びながら私の前を横切り、モッシュゾーンに走り去っていきました。彼らの様子があまりに楽しそうだったので、思わず笑ってしまいました。好きな曲が聴けて良かったね!
また歌詞を間違えて薬をくれ、薬をくれって2回言ってたかも。そんなに欲しいなら余ってる眠剤あげるよ。
この曲でも五十嵐は「死にたくな゛あ゛い゛!!!」と力強く叫んでいました。今日の気分は生きてたい方に傾いているのかな。高音はちょっとしんどそうでしたが、頑張って何とか出せている感じでした。
たいこのワッショイ!も聴けました。

13.Deathparade

これも間髪入れずにギターをハウらせてリフを弾き始めました。熱量を保ったまま進行できるようかなり意図してやっている様子。
この曲でもかなり叫び混じりに歌っていましたが、息切れせず歌い切った。
今日の「存在しないで」は最初は問いかけるように、最後は喉をヒューヒュー鳴らして喘鳴のように叫んでいました。その後も「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」と泣き叫ぶような声を上げておりました。
ステージまで距離はありましたが、今日はいつも以上に、五十嵐が歌と演奏に全身全霊を込めようとしているのが分かりました。その代わりか、MCは全くなかったけど。

14.落堕

ここも間髪入れずにたいこがドラムソロを入れてくる。続いてマキリンが水を飲んで一息ついてからベースを弾き始める。
五十嵐もギターを取り替えた際、ジャックの挿し替えにモタついてわたわたしてましたが、その後はアドリブが格好良くキマってました。
「寝不足だって言ってんのにィ…」と駄々をこねるような言い方。観客からも「寝不足だっていってんの!!!」という歓声が上がります。大阪のお客さんは凄く活きがよく、声出しが非常に多かった。歌ってる人もいたそうです。
ストロボの中、ドラムソロがめちゃくちゃキマっていて私も思わず叫んだ。

15.coup d'Etat〜空をなくす

すぐに五十嵐がギターを繋げ、「声が聞こえた〜ら〜あああ」と、マイラブから全部ぶっ続けで演奏していました。流石にこれは盛り上がらない筈がなく、上手側は渦巻くようなモッシュが起きていました。
下手側前列は割と大人しめのお客さんが多かったので、私は1人でピョンピョン飛び跳ねたり、腕を振り上げて、打ち下ろし所に困って腿をブッ叩いたりしておりました。
だからもうこの辺からあんまり記憶がない。

歓声と拍手の中、3人が機材の前の方を抜けて退場していきました。たいこが手を振っていた…気がする。

〜〜〜

アンコール

アンコールの手拍子は、お客さんが、まだかまだかとざわつく位の長さだったので、私はむしろ休憩挟んでリセットして出て来てくれるだろうと思い、嬉しかったです。
3人が戻ってくると、たいこがドラムの椅子の上に登って大きく手を振ってくれました。セッティング上、すごく高い所からだったからよく見えた。たいこの笑顔を見るとこちらも何だか嬉しい。続けて五十嵐が「ありがとうございます!」とはっきりした声で礼を言っていました。今日は五十嵐のみ徘徊Tシャツを着ていましたが、特にコメントはなし。今日は完全に曲のみに徹するつもりのようです。



En1-1 遊体離脱

札幌ぶりの遊体離脱!このための長い長い手拍子ですよ!!!今日は入りのタイミングもバッチリでしたが何故か一瞬ノイズが走ってしまいました。
声は今までで一番綺麗に出ていた。たいこのコーラスは相変わらず上手いし、何を取ってもこの曲は素晴らしい出来でした。幻想的でもあり、哀しいようでもあり、サビのライブアレンジが素晴らしい。そして間奏のベースライン…私はシロップの曲の中でこの曲が一番好きです。

何より、遅死の時はサポートギターが必要でしたが、この徘徊ツアーでは、今の3人の技量ならサポートがなくても十分この曲を演奏できる事を証明できたと思います。だから今までサポートを入れてやっていた他の曲にもどんどん挑戦していってほしいです。今のシロップはライブがとにかく格好良いバンド。それを今日初めて見に来たお客さんにも示す事ができたのではないでしょうか?

上記は今だから思える事ですが、実際にライブでこの曲を聴いている間はただもう呆然と立ち尽くして聴く事しかできませんでした。


〜〜〜




En1-2 宇宙遊泳!!!!!!


うそだろおい


おい!!!!!!!











(何を書いても陳腐になるだけだったので、この曲のレポは省きます。東京でもやるといいなあ)






〜〜〜


En1-3 Sonic Disorder

ローディーさんからギターを受け取って弾いてはみたものの、五十嵐は音に納得いかないのか、うーん…という顔をして、カポ位置をずらしたりなんかしたりしていました。ローディーさんに直してもらって解決。
その分リズム隊の演奏がいつもより少し長くなりましたが、アドリブもブーストもディレイのかかったフレーズも、その後の「イェーーーー!!」という雄叫びも上手くキマっておりました。
もうここまでで18曲もやったのに、歌の調子がかなり今までと違う。ここまで一貫してペースを保てるようになっており、最終日を見据えてアジャストしてきた感じがしました。

En1-4 天才

なだれ込むように天才へ。この辺の流れはやはり、盛り上がりが途切れないよう意識してやっているようです。ギターソロも完璧に弾けており、苦しそうなのは顔だけで歌の調子も本編よりむしろ段々良くなってきているような尻上がりっぷりでした。
うわーめちゃめちゃ格好良い!今日がシロップ初体験の人がちょっと羨ましいくらいです。ね!かっこよかったでしょう?打ち解けてくれたかな。

En1-5 リアル

更に続けてリアル!
「こ!こ!に!あ!る!リアル!!!」もめっっちゃ格好良かったし、もう語彙がなくなるくらいギターソロも完璧にキマっておりました。エフェクターのかかり具合も完璧だし、泣きのギターを顔で弾く。ギュイーン!と伸ばす所ではギターを掲げるように高く高く上げ、五十嵐のギターヒーローっぷりが際立っていました。アドレナリンがドバドバ出ていたと思います。演者も観客も。
あまりに格好良かったので、多分ここら辺は五十嵐しか見てなかった。叫んで腕を振り上げて、暴れていました。楽しかったなー。

〜〜〜

ダブルアンコール

En2-1 Rookie Yankee


とうとう今日は、たいこの6曲目後のMC以外、MCらしいMCもなく最後の曲へ。
今日は歌い終わりの後、しばらくドラムのみのフレーズが続いてから曲が終了。

この曲は徘徊ツアーの締めには本当にピッタリな曲なんですが、いささか短いので、お客さんは手拍子でトリプルアンコールをねだっていました。SEも客電もついたし帰ろうかな…と思ったらまさかのトリプルアンコールがありました。今ツアー初!帰りかけてた人も急いで戻ってきました。

〜〜〜

トリプルアンコール

五十嵐は出てくるなり、床に落ちていたピックを拾ってヤケクソ気味にブンブンと客の方へ投げました。珍しい光景。でもあんまり投げ慣れていないのか、上手く遠くへ飛ばない。私の位置からでは誰がとったのかすら見えませんでした。遠いよー。くれ!!
そしておもむろにギターを取るとジャカジャカジャカジャッ!と弾き始めました。

En3-1 真空

もうヤケクソなのか、なんなのか分かりませんが、とにかく盛り上がった事は間違いない。たいこの「ロックンロール!!!」が響き渡る。
お客さん達は結構な人数の人が大声で一緒に歌ったりオイオイコールをしていたと思います。
叩きつけるように演奏をし、「ありがとうございました!」と言って深々お辞儀をして去っていく五十嵐。
…とうとう、ありがとう以外何も話さなかった。

〜〜〜

6日目まとめ
とても見やすくてキャパも大きなライブハウスだった事、そして五十嵐が今日はMCを殆どせずに演奏に徹した事により、物凄い熱量のまま最後のトリプルアンコールまでぶっ続けでかっ飛ばすようなライブでした。ある意味、仙台・岡山よりも盛り上がったのかな。
その上、声も演奏も最後まで凄く良かった。たいこ、マキリンは言わずもがななので、やはりシロップのライブの出来不出来は五十嵐の調子如何に拠る所が大きいのだな、と感じました。
今日はたいこがMCを担った代わりに、五十嵐の精神的な負担が減ったのかもしれません。でもやっぱり少しくらいは、フロントマンの五十嵐が喋ってくれないと、寂しいような気もしますが…。

なんばハッチは広くてホール内自体にリバーブ効果があるような、良い反響音がしました。二階席も振り返って見てみましたが、そんなに遠くなくて観やすそうでした。設備も良いし利便性高いし、すごく気に入った。新木場コーストもロッカー設備についてはココを見習ってほしいぐらい。

開演前に他のシロップファンの方と「せっかくピックを沢山使い捨てにするんだから、観客に投げてくれればいいのに」みたいな話をしていたら、本当に投げてきたので、宇宙遊泳の件もそうですが、ちょっと怖くなるくらい今日は吃驚してしまいました。ピック欲しかった…。



〜〜〜

個人的な事ですが、今日は初対面のシロップファンの方とライブの前後に沢山お話する事ができまして、それが新鮮で凄く楽しかったんです。
私は人見知りが激しくて絶えず話題に困るタイプなので、今までそういったお誘いがあっても断ったり、嘘ついて逃げたりしてきたんですが、今日はシロップという共通の話題があるからか、楽しく正直にお話する事ができました。皆さん私と違って心に余裕のある方で、とても居心地が良かったです。
この場を借りてお礼をさせて頂きます。ありがとうございました。本当に楽しかった!
お好み焼きもたこ焼きも美味しかった。どうもありがとうございました!



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おまけ
なんばハッチの注意書き

徘徊5日目 12/4 岡山公演

この徘徊ツアーも5日目でようやく折り返し地点。移動日やリハも含めるとほぼ1ヶ月スパン。長いツアーだな、と改めて思います。見てるこっちは長く楽しめて嬉しいけれど、演者やスタッフの皆さん達はそろそろ疲れが溜まってきてるかもしれません。



岡山へ 移動も立派な仕事です くまモン弁当たかまる\(^o^)/ #HAIKAI旅

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リズム隊の2人はサポート関係でもよく一緒に仕事をしているらしいから、すごく仲良さそうで微笑ましい。
そして、もう1人いるはずの人ですが、頑なに写真に写らないという…笑


お久しぶりです\(^o^)/ ぷっしろでははじめまして ぷっしろ初岡山ライブたかまる #HAIKAI旅

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今回も下手側の4、5列目あたりで見る事ができましたが、ステージが比較的小さくて低めになっていた為、演者の手元や足元は殆ど見えませんでした。その代わりどの会場よりもシロップの3人が近くに感じられ、お客さんとの一体感が特に強かった印象があります。
この日は入場まで雨が結構激しく降っており、会場裏の公園で入場整列の間、傘をさして皆寒そうに待っていました。

この下から完全にネタバレです。今日は長くて纏まりがない文章になってしまいました。

















〜〜〜

1.Cassis soda & Honeymoon

客電が暗くなり、拍手の中たいこ、マキリン、五十嵐が登場。リズム隊2人は半袖でしたが五十嵐はいつもの長袖黒シャツを着ていました。あなたが一番汗かきのはずでは…。
新譜の演奏にはかなり安定感がでてきましたが、今日は序盤少しベースアンプあたりがトラブってる様子で、ミョーンみたいな変な音がしました。マキリンが何度か演奏を中断し、振り返って出音を確認していました。
最初の一曲という事もあり、ローディーさんがPAさんに指示出しして音のバランスを整えていました。それで、ヴォーカルがとてもよく聴こえました。
今日は初っ端から曲の終わりに、ありがとうと呟くように言っていました。

2.I'll be there

序盤にやるのはもったいないと思うくらいの名曲、I'll be there。岡山でも新譜の中ではやはりこの曲のウケが一番良かったように思います。
最後の方のキメでたいこがマキリンの方を見て、マキリンもたいこに目を合わせて、タイミングをはかっている様子が見られました。
曲の終わりに、今度はハッキリと「ありがとう!」と言う五十嵐。機嫌良さそうですね。

3.Find the answer

たいこがすかさずバスドラを刻み、それに合わせて自然と手拍子が起きました。
最後の間奏で、たいこがさっそく イェー!と吠えていました。たいこは序盤から最後まで一貫してハイテンションだったように思います。さすが、みんなの太陽!
個人的な事ですが、昨日広島観光で宮島行きの船に乗っている時とても天気が良く、海が陽光でキラキラと輝いており、この曲の最中にその景色を思い出していました。とても気持ちが良い曲だ。そしてきちんと ありがとう、と言う五十嵐。

4.Father's Day

五十嵐がギターを毎回替えるので、たいこが間をつなぐように金物を鳴らし始め、マキリンがそれに合わせてドローンドヨーンみたいなベースソロを弾いていました。準備ができた五十嵐が2人の方に目配せして、曲が始まりました。
最後の間奏のキメが相変わらず格好良く、光に照らされてたいこの金髪が真っ白に輝いていました。余韻も綺麗に伸びていた。
曲終わりにまた、ありがとうございます、と礼を言う五十嵐。もう毎回言ってたかもしれない。

5.Missing

マキリンが少しストラップをずらしたりして、首というか肩あたりまでを気にしている様子でした。やっぱりまだ痛いのでしょうか?
今度はマキリンの方からベースを鳴らし(即興なのに綺麗な和音だった)、それに合わせてたいこも金物を鳴らして間を埋めていました。五十嵐がまた後ろを振り返って合図し曲が始まる。
私の立ち位置がかなり下手側のアンプに近かったので、ベースの音が良く聴こえましたが、やっぱりメロディアスで綺麗なベースラインだと思いました。

6.Murder you know

たいこが金物を鳴らして間を繋ぎます。五十嵐の準備ができるとカウントを始め、そのまま曲へ。今日は特にチューニングも変ではなかったです。
私は見えず、気付きもしませんでしたが、他の方のレポを見ると、どうやら今日はどれかの曲で弦が切れてしまったらしいです。それでも気にせず弾き続ける五十嵐。

この曲の歌詞がすごく好きなんですよね。良い感じに感傷的で優しくて、諦めと希望がちょうど良く入り混じっているというか…語呂もよくメロディーと絶妙に合っているし、「灯火に触れたかった そんな 遠回しの感傷で ゾートロープの中 覗いてみたい」という下りや、「これじゃない これじゃない感」なんか特に日常で口ずさみたくなる程の中毒性があります。ライブでは特に曲の良さが出るので、今後もぜひ定番化して欲しいところです。

〜〜〜

ここでもはや恒例化しつつあるたいこのMCが始まります。今日はちょっと長め。他2人もMCを静かに聞いています。

まず、オフマイクでこんばんは、と客席に呼び掛けてからマイクを寄せ、もう一度こんばんは、と挨拶するたいこ。観客もその都度こんばんは!と返すので、コール&レスポンスみたいになってます。笑
「やっとシロップで岡山に来る事ができました。」\ワーー!/拍手と歓声があがる。
「ありがとうございます!初めて自分のバンドで来れて嬉しいです。」

今日も札幌同様、初めて来たお客さんが居るか確認するたいこ。結構、手が上がっていたと思います。
そして、「ああ…ありがとうございます。今、あなた達の目の前に居るのがシロップ16gです!本物ですよ!」ととても嬉しそうに自己紹介をします。これを聞いたお客さんからも暖かい笑い声と拍手、歓声が起きました。

更に「さっき実は、皆さんが裏の公園に傘をさして並んでたのを、ずっと覗いて見てたんですよ。(ブラインドをめくる仕草をする)
あんな寒い中…あれを見て、良いライブにしたいなぁ、と身が引き締まる思いでした。
全力でやるので、全力で楽しんで行ってください!」と、とても誠実なMCが。
ここで五十嵐が小さくガッツポーズみたいな相槌を入れていました。かわいいぞ。
たいこはそれに続けて、「ただ…(ライブハウス内に大きく書かれた禁止事項を見ながら)ジャンプとダイブは禁止らしいです。俺はジャンプするかもしれないけど。笑」と、会場を笑わせてくれました。五十嵐もハハハ、と笑っていました。こんな笑顔見れるなんて…

〜〜〜

7.タクシードライバー・ブラインドネス

楽しんでって下さい!と言ってたいこがカウントを始め、曲が始まります。やっぱり、この曲が来るとは思わなかったお客さんが唖然としたり、凄く嬉しそうにしていたり泣いていたり反応が様々。良い曲だな、このCメロの展開!これが五十嵐の作る曲なんだよね。

8.不眠症

五十嵐が最初ちょっと弾いたフレーズが赤いカラスっぽかったですが今日も不眠症でした。ツアー後半戦からはずっと不眠症で行くのか、この先また入れ替えて来るのか、全く予想できません。全然別の曲をやる可能性も捨てきれない。この後のMCからするに、実際本当に眠れてないからセットリストに入れた可能性も?考えすぎですかね。
また生メェーが聴けました。今日はシャウトじゃなくて普通に歌ってた。

9.Share the light

ここでおもむろにたいこが立ち上がり、いつもの流れ!
シンバルを鳴らし、マキリンがベースを鳴らし、五十嵐がギターをギャンギャン言わせて照明が赤と青に。
たいこが両手をカモンカモン!みたいに動かして客を煽ってくる。
この頃にはモッシュが起き始めており、私は更にアンプの近くに寄った為、ギターとベースのユニゾンがよく聴こえてとても綺麗でした。
近すぎて爆音でちょっと耳がアレになりましたが。そしてリズム隊2人の姿が全く見えなくなりました。
たいこが吠えるので、こちらも思わず歓声を返す。アツくなってきた!

〜〜〜

と、ここで急に五十嵐からMCが!
「緊張して全然寝れなかったんだけど!マジで!」とテンションがやたら高い。
「遠いしなんか!」とちょっと怒ったような調子で言って「でも福岡とかよりは全然近いけどね」とおどけてみせる。笑い声がちょいちょい起きてました。
「いやぁ…今日は全然寝れてないけど、みんなが頑張ってくれたら、頑張れます。パワーを下さい!」
頑張れー!や 頑張るー!といった歓声、拍手が起き、ここでお客さんも五十嵐もスイッチが完全に入りました。この後の怒涛のセットリストと共に物凄いモッシュが続きます。

10.My Love's Sold

イントロを弾いて歌い出す五十嵐。目を瞑って手をグッと握って音程を取るように上げ下げしたり、ギターから伸びているシールドを持って、ぐるんと回したり(縄跳びみたいだった笑)、間奏で「オォイ!」「フゥ〜!」と叫んだりいきなりテンションがおかしくなった!
寝不足のせいで変なスイッチ入ってナチュラルハイになってしまった様子。また「フゥ〜!!」とか言ってるし。
この後もずっと声が裏返ったり歌詞忘れたりもありましたが、もうそんなの関係ないくらい盛り上がっていました。「生きてたいと思ったんダァ〜ッ↑↑」とかすごかったです。

11.神のカルマ

そのまま続けて神のカルマへ。ギターをワウワウ言わせたり、ここから毎曲始まる前に必ずアドリブのギターソロをちょいちょい入れていたように思います。
そしてイントロのベースの間に頭をゴシゴシと拭いて、タオルを頭に乗せたまま演奏。前回同様、頭をブンッと振ってタオルを落としました。
ギターをジャーンと鳴らして腕をぐるんと大きく回したり、実にノッていました。そして今日は「オイ!」じゃなく「ウォーイ!」と吠えるように言っていました。

さっきいきなりテンションを上げすぎたせいでちょっと息切れしており、私がアンプの間近に居たせいで耳に直に息切れの音がして、色んな意味で耳が……ってなりました。あと、この人別に時々色っぽい声出すんじゃなくて、もともと歌声が色っぽいんだわ、と気付きました。
もう耳がアレで上手く聴き取れませんでしたが、
「俺が払う必要なーい! 一斉に叫べ!(1銭足りとも!かもしれない)」と言ってたように思います。呼応するように、オイオイコールが起きていました。

12.Drawn the light

間髪入れず、ギターソロを入れて次の曲。そしてまた頭をゴシゴシと拭き、タオルをまた頭に乗せたまま演奏を始めます。なに?もうワザとやってる?
頭を振ってまた一発でタオルを落とし、スタッフさんがサッと回収していました。笑うわ、こんなん。

後はテンションが上がりっぱなしで、ちょいちょい「イェイ!」とか入れてましたね。あと、間奏の前に「ドロンザライ!」も二回くらい叫んでいました。
めちゃくちゃ息切れしており、ライ!もレェ!も声が裏返っていたかも。「尻を振れー」も声がふにゃっとなってて、再び耳がアレに…。
「死にたくないなぁ?神はぁ!ただ単純だらけのほうがぁ、美しいから…全ては愛?そりゃまあ、ただ言ってるだけならどーかん。そんなわーけーねぇがっ!」と息切れのせいか急にラップ調に。
何度も言いますが、もうそれすら会場の空気を盛り立てるレベルでお客さん達は沸いておりました。ギターはそんなにミスってなかったからね。たぶん…
たいこも機嫌良く何度もシャウトしていました。

13.Deathparade

ギターをギャンギャングワングワン鳴らして、それに合わせてたいこがシンバルを叩き、マキリンもベースを合わせたりして、即興のセッションっぽくなってから、イントロのリフへ。
息切れしつつも頑張って歌っていました。
この曲って再結成以来ではかなりど直球の禍々しさを放っていませんか?曲も歌詞も。そういう意味ではかなり飛び抜けてて、だんだん好きな曲になってきました。というか、darcは凄い名盤ですね。今更ながら。

14.落堕

ここも間髪入れずにたいこがドラムを落堕に繋げ、マキリンのベースソロがすかさず入り(姿は見えなかったけれど、アンプから聴く限りでは、これがまた凄く格好良いソロだった)
五十嵐も長めにギターソロを弾いていました。ギターは割と弾けてるのに、息切れが凄く、歌詞の呂律も回ってなくてヤケクソ感が増していました。
「寝不足だって言ってんの゛ーに!」「ウォイ!」「○×☆◻︎(聞き取れないが何か言ってる)」「寝不足だって言ってんのによぉ…」「(間奏で)さよならーさよならー」「寝不足だっでい゛っ゛でんの゛!!」「いつかぁみきんだぁ…いつでーもいんだぁ…どーでもいんだよぉ、もう(もはや歌ってない)…明日また熱出るぞぉ…」
すごかった。寝不足なのはよく分かりました。でもギターソロは割と完璧に近い方でした。あと、途中で岡山ー!とか言ってた気もする。

15.coup d'Etat〜空をなくす

ありがとう、と五十嵐が言って、そのままリズム隊2人はcoup d'Etatに入っていく流れに。そして「寂しいけれど、これが最後です。」と五十嵐がまた言う。ここからが凄い。

五十嵐がギターを弾き始めましたが、曲に入るまでに即興でだいぶ長く歌っていました。ほとんど聞き取れませんでしたが、分かった部分だけ。
「オーィェーア〜♪」「ウィーアーシロップ16g」「結構長い事やって、何でか知らないけど初めての岡山〜」「眠っていたいだけ、明日も明後日も」「人間嫌いな俺、○×☆◻︎(聞き取れない)…君に会いたい」「オーオーオーイェイイェー♪」
こんな感じで結構歌った後「声が聞こえた〜ら〜」といつもの流れに戻りました。正直聞き取れたものが合ってるかは全く自信がないですが、五十嵐自身も多分ここら辺はかなり適当に歌っていたと思います…。
もう観客はめちゃくちゃ盛り上がっていて、モッシュがどんどん激しくなっていました。終わった後も凄い歓声。大喝采の拍手の中、3人が退場していきました。

〜〜〜

アンコール

手拍子の中でまたオイオイコールが起きたりと、お客さんも凄い熱の入りようでした。スタッフさんがギターのチューニングなどをしていましたが、なんとピックを補充する前に3人が出てきてしまい、五十嵐の残ピック数がたったの3枚でした。それで足りるのか気になって仕方なかった。

マキリンだけ水鉄砲Tシャツで、たいこと五十嵐は徘徊Tシャツを着ていました。五十嵐は今回のツアーで初めて徘徊Tシャツを着てくれましたね。やたら恥ずかしそうに手をイヤイヤって感じで振ったり、両手でバツを作ったりしてました。かわいい。
半袖がいやなのか、こんなTシャツ(自分が書いたくせに)着ちゃったよというアピールなのか、自分の腕を指して何か仕草をしてました。
でもまあ、暑いから、絶対半袖の方がいいと思う。黒い長袖のシャツは凄く似合ってるし格好良いですが、結局汗めっちゃかいてたし…。笑

En1-1 生きているよりマシさ

久々に披露の生きマシでしたが、今のテンションにはあんまり合っていませんでした。やたらテンション高い人が死んでいる方がマシさ〜とか言っても全然説得力がない!
最後のサビでは、テレフォンズのラスパであったような、たいこのコーラスが入っていました。

En1-2 翌日

これだよ!これを求めていたんです。思わずジャンプして喜んでしまいました。そして泣きました。とにかく良かった。これだけはちゃんと歌えていたし、演奏もしっかりしていた…と感じたのは贔屓目があったのかもしれませんが、良い演奏だった。
まだ先があるもんね。五十嵐かなり頑張ってるからね。もう誰も頑張れとか言わない。あと半分だよ!
アウトロで五十嵐が「ドラムス、中畑大樹!」と叫ぶからもう観客がとにかく湧く。

En1-3 Sonic Disorder

そしてこのベースのイントロが続く!ここでまた五十嵐が「オンベース、キタダマキ!」とメンバー紹介を行うからまた盛り上がる。手拍子が起こって、モッシュの中から沢山の腕が振られているのが見えました。
「オー!ワァーッ!」と即興で歌ったり叫んだり、再び息切れが凄くなり「だから先生薬を…もっとくれよぉ…」と本当にせがんでるみたいになってしまいました。ヤバイよー。

En1-4 天才

なだれ込むように次の曲へ。イントロは完璧に弾けており、ギターソロも何故かここだけ超完璧に弾けてる。なんなんだよ!格好良かったです。
手拍子が起きるわ、ずっと腕を振りっぱなしの人もいるし、正直もう前が見えませんでしたが楽しかった。
そして大きく「ありがとうございました!」と挨拶をして次の曲…

En1-5 リアル

リアルのイントロが流れて興奮する観客たち。しかし、五十嵐はいきなり「妄想、」と言って語り出します。ちょっとなんか向井秀徳みたいだけど…って言ってた気がする。そこから、イントロのアルペジオを弾きながら結構長い事語りました。

「妄想って言うと、被害妄想と誇大妄想ってあるよねぇ、なんか。
それは、ある同じカテゴリーなんだけど、それは俺は被害妄想が強いタイプなのね。それで、多分そっち側の人間なんだけど…。
被害って、結局は自分が負う訳じゃなくて、周りの大事な人だったりとか、好きな人とかを傷つけたりとか、そういう感じになってしまうのかなー、って最近ちょっと思いました。
だから、妄想の中でも誇大妄想の方でリアルを凌駕したいなって、思って…やってます!」
「でも、被害妄想って、カビみたいなもんだから、心の中の、こう…。そういうのは無視していこう。」
そして、普通に歌い始める五十嵐。顔が見えたので、ずっと五十嵐の事を見ていましたが、何度も、何度も、頑張って目を開いて、観客を、前を見ようとしているのが分かりました。
リアルの最後のサビで高らかに歌い上げるような歌い方、凄く好きなんですが、やっぱり痺れました。時々叫び混じりに歌い、本当に此処にこそ、この場所にこそリアルが在るんだ、という事を必死に訴えかけるような演奏でした。凄かった。MCの件もあって心に突き刺さり、なんだか泣けてしまいました。

観客はリアル!と叫んだり、シンガロングしたりとめちゃくちゃに盛り上がっておりました。私の位置からは見えなかったけど、多分たいこもメタメタに叩きまくっていて、ジャンプもしていたんだと思います。
終わった後、観客からは「ありがとう!」と口々に言う声、大きな拍手、続いて手拍子が鳴り響いていました。

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ダブルアンコール

今度はちゃんとピックを補充してから出てきました。良かった。五十嵐がいつもやるように両手を合わせて振るように礼をし、さらに両手を組んで合わせて祈るような礼をしていました。よっぽど嬉しかったのでしょうか。
そしてたいこから、「ジャンプはあれだけダメだって言ったのに…」とそれはもう嬉しそうなお叱りを受けました。

En2-1 Rookie Yankee

五十嵐がアコギを持ち、「今日はありがとうございました。とっても…」と何かを言いかけたまま、何か考え込むようにギターを弄り、少し沈黙。
お客さんが「なにー?」と聞くと、ヘヘッと笑って、やっぱいいやと言いやめて、代わりに「また会いましょう!」と岡山にも約束を残してイントロを弾き始めました。
この演奏も非常に良かった。五十嵐は幾つになっても反骨精神の塊で、そういう意味ではまだまだ若い。正常と異常の間で揺らぎながら、必死に自分自身やその他の物と戦っているんだな、と思いました。命が尽きるまでその戦いを続けよう、という決意。相当の勇気がなきゃできないですね。

どんなに我儘を言ったり、人間嫌いだと言い張ってみても、シロップの楽曲に辛い人や苦しんでる人を何となく慰めてくれる力があるのは、それを作っている五十嵐自身が、根は優しくて誠実な人間だからだと思います。
周りの人を傷つけたくない、と言っていましたが、それこそが優しい人間である証拠だと思うんです。

五十嵐は歌い終わると「ありがとうございました!」と晴れやかに言って、リズム隊2人とともに退場していきました。
この後も、更にアンコールをねだる手拍子がとても長く続いていましたが、結局演者は登場せず、本日の公演は終了しました、というアナウンスが流れました。その際にもう一度大きな拍手が起き、「ありがとう」という歓声も上がってから終演となりました。
シロップがいかに愛されているか、少しでも演者に、特に五十嵐に伝わったなら良いのですが。

締めとしてはやはり、Rookie Yankeeが最後の曲として相応しいと思います。だから、これで終わって良かった。
会場から外に出ると雨は止んでおり、こちらも、晴れやかな気持ちになりました。
終わるといつも最高とか、ヤバいって言ってる気がするんだけど、本当にヤバいんだよ。時間とお金と気持ちに余裕のある方は、全通ほんとにオススメです。毎回違いが見えて楽しいですよ。

〜〜〜

5日目まとめ
今日はとにかく凄い盛り上がりようでした。
音を外したり、歌詞を忘れたり、演奏自体だけをとってみれば荒かったかもしれないですが、ライブハウスという一期一会の場での即興的な空気の価値は、単純に演奏だけでは評価できないと思いました。ライブは生き物ってなるほどー、という感じです。間違いなく最高のライブだった。

始まる直前に後ろから結構押されたので、既にお客さんがステージギリギリまで密集した状態になっていました。そして、この日の五十嵐のテンションの影響やシロップ初の岡山という事も手伝ってか、あっという間に徘徊ツアーここまでで一番と言ってもいいくらいの盛り上がりになり、モッシュに押し出される形で私はアンプの傍に避けて見ていました。

会場はジャンプ、ダイブ禁止だったようですが、それ以外の事(ハンドサイン、名前呼び、モッシュ、オイオイコール、手拍子、シンガロング等)は全部起きていたと思います。ジャンプも結果的にはあった。笑

いやー凄い熱気だった。楽しかったです。五十嵐も少しはライブを楽しめたかな?
これは、希望的観測ですが「とっても…」となにか言いかけた時、楽しかったです、と本当は言おうとしてたんじゃないのかな?
これで少しは安らかに眠れると良いんですが…。まだ長いし、休まないと体がもたないよ。
中畑さんもキタダさんもどうか体調崩しませんように。首は本当にお大事に。

〜〜〜
追記。
ただ、遊体離脱がセットリストから抜けてしまったのは残念。映像収録があるとすれば、その日には必ずやって記録にも残してほしいものです。できれば、うお座も。(再追記:できれば赤いカラスと透明な日も…)
ライブハウスのセットリストとしては、確かに今日のような方が正しいと思うし、盛り上がりますが、シロップの魅力は激しい曲だけじゃないので…。
そもそも映像収録があるのかすら分からないですが、きっとあると信じてます!なんせ年に一回しかツアーがないんだもん。それくらい望んだってバチは当たらないでしょう。UKPさん、ダイマスさん、切によろしくお願いします。マジで!


徘徊4日目 12/2 博多公演

徘徊ツアーももう4公演目、月を跨いで12月。今度は一気に南へと飛び、福岡は博多ドラムロゴスにてギグ。シロップでは初めてらしい。


お久しぶりです\(^o^)/ ぷっしろでははじめまして たのしみ\(^o^)/ #HAIKAI旅

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中4日挟んで、セトリの入れ替えはあるのか?前回6曲目の後に「ここで喋って言われたから…」と唐突に始まったたいこのMCは今日もあるのか?

この下からネタバレ。

















〜〜〜

1.Cassis soda & Honeymoon

客電が消え、拍手の中登場する3人。最初ちょっとギターがハウり気味で、ベースが小さかったけど、演奏中に少しずつ調整されてちょうどいいバランスに。「それじゃ不満?」というところで、五十嵐が小首を傾げて歌っていたような…気がする。演奏後、「ありがとうございます」としっかり礼を言う。

2.I'll be there

たいこのカウント中に、五十嵐がふーぷるるると息を吐くのでちょっと可笑しかった。声もしっかり出ており、高音も綺麗に伸びていた。アウトロで更に高い声を出す。結構ノッているな。最後のジャーン、のところで蹴るように左足を上げた。

3.Find the answer

たいこがすかさずバスドラを刻む。もうこの辺の流れは完成され切っているように思う。ギターソロはかなりワウが掛かっており、ワウワウ唸っていた。曲終わりに「ありがとう」と言う。
今日は前半の殆どの曲の後にきちんと「ありがとう」と言っていた気がする。

4.Father's Day

エフェクターをカチカチと踏み、ギターをチャラララーンと鳴らす。リズム隊の方に目配せで合図する。この曲かなりライブ映えが良いので、今後も定番化すればいいのに。最後のふわぁ〜と広がる余韻も良い。

5.Missing

マキリンが、ベースの返しが聞こえづらいのか時々アンプの方に寄ったり、足元をいじったりしていたと思う。あとは、記憶が曖昧だけど「泣きながら捨てに行こう」で、ちょっと叫ぶように歌っていたかな。

6.Murder you know

イントロ、微妙にチューニングが違うような…思いっ切りミスっただけかも…? でもリズム隊に引っ張られる形で、やり直しする事なくそのまま進んでいく。この曲もすごくメリハリが効いていてライブ映えする曲だし、定番化してくれればいいのに。

〜〜〜

ここで前回同様たいこのMCが入る。
「こんばんは…(もう一度言い直して) こんばんは!」お客さん達が「こんばんは〜」と普通の調子で返事するので面白かった。
「シロップ16gです!」\わーーー!/拍手が起こる。
「何気にロゴスは初でして。緊張しますね。」客席から、がんばれ〜という声が聞こえる。
「頑張りますよ!そりゃ 笑」笑い声が上がる。
「皆さん、自由に最後まで楽しんでって下さい。」拍手が起こる。カウントを取って次の曲へ。

〜〜〜

7.タクシードライバー・ブラインドネス

歌詞を忘れて誤魔化したり、ギターソロにエフェクトがかかり過ぎて直したりと、ちょっとしたミスがあったが、その他は、もうずっとライブでやってきた曲のような完成度。本当にカップリングにしておくには勿体無いくらい名曲。これからもたまにやってね。

エレキギターのままだったので、なにやるのかな〜と思いながら汗拭き待機。

8.不眠症

ギターのイントロが響いて、ああ…と溜息を吐いてしまった。この曲は本当に本当に聴きたかった。循環コードの中で焦りや激しさを増していく歌詞。そんな焦燥感のある言葉の羅列の後に、うるせぇ てめぇ メェーって…五十嵐の歌詞のセンスには脱帽するよ。最後の方は、めぇ゛ぇ゛!って唸っていた五十嵐ヒツジ。

ここで照明が暗くなり、たいこが立ち上がりシンバルをシャーンと鳴らし始める。中盤の盛り上がりどころへ。

9.Share the light

たいこの刻むタムの重低音に合わせて時折手拍子が起こっていた、と思う。頭振り過ぎて覚えてません…。

10.My Love's Sold

ギターをチューニングしてから曲が始まる。
「生きてたいと思ったんだぁっ!」「好きなようにやるだけだっ!」と歌う。それは良かった。生きて好きなようにやっててくれ。「マイラあ゛あ゛あ゛あ゛!」と五十嵐が絶叫して、たいこが次の曲へリズムを繋げる。

11.神のカルマ

顔や頭をゴシゴシ拭いたままタオルを頭に乗せ、またギターを弾き始める。顔をぶんっと振って、今日は一撃で上手くタオルを床に落とす。
「ああそう、ハーロー?」と問いかけるように歌う。五十嵐の顔はこの時点で真っ赤になっており、下を向くと髪や額から汗が滴り落ちる。
必要ーなーい!の後も「全然なぁい!」と叫び観客を沸かす。
「サイレンが〜聞こえて〜も〜まだ〜」のところでマキリンを見ると、口を動かして歌っている事がある。今日は歌ってた。

12.Drawn the light

これも本当に分かりやすいくらい盛り上がる曲。途中で、ドロンザライ!と叫ぶ。たいこも、わっしょい!みたいな感じで叫ぶ。
マキリンもこの曲は結構激しく弾いている。ベースをグイッと動かしたり、指が物凄い勢いで動いたり。今更言うまでもないけど、上手いなあ…。

曲が終わると、五十嵐が「新曲も聴いてやって下さい」と話して次の曲へ。

13.Deathparade

エグいギターのリフから始まって、五十嵐が全力で「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」「でえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛す!!」と声も枯れんばかりに叫び倒す。曲が終わるとそのままたいこがドラムソロへ。すごい体力!

14.落堕

ふう、と休むように腰を伸ばした後、ベースアンプに手を掛けもたれて、たいこのドラムソロを見ているマキリン。水を飲んで息を整え、五十嵐もたいこの方を見る。
マキリンは観客の方へ向き直り、左手でたいこを指し示す。歓声が上がる中、ブォォン!とベースソロを弾き始め、五十嵐も次いでギターソロを弾き始める、この一連の流れ!もうヤバイとしか…

間奏のたいこのドラムソロも完璧にキマっており、すかさずイエエエエッ!と叫ぶ。あんたどんだけ力あるの?と思わず聞きたくなる。ヤバイ
「寝不足だっでい゛っ゛でんの゛!!」頼むからちゃんと寝てくれ。

〜〜〜

ギターを取り替える少しの間。観客から小声で、いがらし〜と呼ぶ声が聞こえた。それに反応して、声のした方を向き小さく手をフリフリッと振る五十嵐。もう!かわいい!!

15リアル

頭を振り過ぎて覚えてません。
間奏を挟んだ後の「お前にこの一生を捧げよう!必要なくなって見捨てられるまで」「許しがたいまで腐りきった!魂は水で洗い流して!」のあの高らかに歌い上げるような歌い方が好きでたまらない。その後も、顔を真っ赤にしたまま、とにかく力を振り絞って叫ぶ叫ぶ。
最高潮のまま本編終了。2人は楽器をおいてそのまま歩いて、たいこは両手を合わせて退場していく。

〜〜〜

アンコール

長めの手拍子の後、再び3人が戻ってくる。たいこが両手を口に当てて、ありがとうございまーす!と叫ぶ。2人は水鉄砲Tシャツで、たいこだけ徘徊Tシャツを着ていた。

En1-1 赤いカラス

あれっ、遊体離脱は?
私は遊体離脱が好きなので、ちょっと残念。札幌ではやっと完璧な演奏ができていたから、そのまま固定だと思ったのに。
赤いカラスなのに黒いギター。休憩を挟んだので、顔も元の白い顔に。腕も白い。細い。
最後の「ゆめ゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!ゆ゛め゛ぇ゛!」はやっぱり叫ぶ。

En1-2 Sonic Disorder

間髪入れずにマキリンがあのベースソロを弾き始める。五十嵐は歌に入る前に「い゛ぇ゛ぇ゛ぇッ!」と叫ぶ。あの時の、生還の赤い緞帳が開く瞬間の事が咄嗟に思い起こされる。
こうやってちゃんと帰ってきてくれるんだなあ。もう、心配する必要ないんだな。
五十嵐は歌わないでギターを弾く時、歯を食いしばって苦しそうな表情をするのですが、時折ちょっと笑ってるようにも見えてしまう不思議な表情をしてた。大興奮の歓声が届いているといいな。

〜〜〜

ここで五十嵐のMCが入る。少しハアハアと息を切らしつつ話す。
「今日はありがとうございました。」「また帰ってこれるように…少し時間がかかるかもしれませんが…次の、あのー…ぜひ、新曲を…また作って来るので、よろしくお願いします。」\待ってるよー!/歓声と拍手が起こる。
「みんなも元気でね!…生きててね。」と五十嵐らしい挨拶をする。生きるよ!

En1-3 パープルムカデ

盛り上がり過ぎて覚えてません…。あのMCの後にこの曲はなんだか応援歌みたい。自分自身を鼓舞するようでもあり、観に来たお客さんへ「好きな事をやれ!」というメッセージでもあるような。
だから、毎回この曲をライブで聴くと嬉しくなってしまうんです。「ゆけぇっ!ゆけぇっ!」と声を限りに叫ぶ。

En1-4 天才

逆光で今日はマキリンの輪郭しか殆ど見えなかったが、曲の途中、たいこの方を振り向いて演奏を合わせて、正面にまた向き直った時に、また笑っていたように見えた。
演奏に関して、もう頑張れ!とかいう必要はないですね。もうとにかくライブがかっこいい、今のシロップに葬式とか地蔵とか、そういう言葉は似合わない。今回のツアーでは特にそういうエネルギッシュな面が際立って伝わりました。
五十嵐は調子に乗ってきたらしく、ギターをジャーンと弾く時腕をぐいんと回したりしていました。

En1-5 coup d'Etat〜空をなくす

ギターの残響が響く中、たいこが金物を鳴らし、ベースもブーンと音を鳴らす、そして「こーえがきこーえたーらー、かーみのこえさー!」と五十嵐が歌い出す。
間奏の静かになるところで「イェァ」とキザっぽく言う。その後は絶叫混じりにひたすら全力で歌っていました。

先程と同様、楽器を置いて去っていく2人と、立ち上がって手を合わせて礼をして去っていくたいこ。拍手と手拍子が鳴る。

〜〜〜

ダブルアンコール

程なくしてまたステージの明かりがつき、3人が戻って来る。たいこが、ありがとうございます!と叫び、五十嵐もマイクで、あざます!と言う。

En2-1 Rookie Yankee

五十嵐はアコギ、マキリンはリッケンのベースを弾き、たいこはマレットを持ってスネアのスナッピーを外して叩く。
昔のラジオの音源を聴いた際、五十嵐が長渕剛の「泣いてチンピラ」という曲を紹介し、こういうダーティーな雰囲気を出したい、という旨のコメントをしていた記憶があるが、男五十嵐、四十路になってかなりそういうヤサグレた雰囲気が出てきたように思う。あくまで長渕剛とは違った方向性でね。

〜〜〜

Rookie Yankeeで締めかと思いきや、五十嵐はアコギをエレキギターに持ち替えて曲を弾こうとする。リズム隊2人は退場しかけていたが、これを見てたいこは席に戻り、マキリンはベースを手に取る。五十嵐が弾き始めたのは、シロップ最初のアルバムにも収録されている代表曲。

En2-2 明日を落としても

これを演られたら、もうなんの文句の言いようもない。即興でも普通に合わせられるリズム隊。信頼感がなきゃできないよね?こういう事は。
辛い事ばかりで〜のところでまた一瞬噛んだが、その他は完璧だった。さっき生きててねって、言った口でドゥユワナダーイ?!!と叫ぶ。ちょっと笑った。

で、今度こそ終了。満足したように、ありがとうございましたと言って去っていく。拍手と手拍子が起こるが、すぐに客電が付き、終演を告げるSEが鳴る。
その後、通路が後ろの3階バルコニー部分に繋がっているのか、そこを通るたいこの姿をお客さんが見つけて呼んだ。たいこは、ありがとう!と言って去っていきました。
楽しかったです。満足。


〜〜〜

まとめ

今日はツアー開始からずっとやっていた遊体離脱を外して、赤いカラスをやりました。その代わり定番曲だけど盛り上がるSonic Disorderが入り、より盛り上げ度の高いセットリストになりました。地味にDeathparadeとDrawn the lightの位置が入れ替わっていたりもする。
たいこ的にはテンポの速い曲が続くので、腕も喉も疲れると思うのですが…それでも笑顔を絶やさない。つくづく彼のポテンシャルには驚かされます。MCもこなすようになって…。
もちろん他の2人も私には分からない大変さがあると思いますが、ベースやギターの事は詳しく分からないので、知ったかぶりして書くとボロが出ちゃう。マキリンは首が痛いらしい。
本ツアーでは初披露の不眠症もやっておりました。生でうるせぇ てめぇ メェーが聴けて嬉しい。この曲よくやってるような気がしてましたが、解散以来はまだやってなかったみたいですね。うちの学校の先輩が好きでよくコピーしてました…。みんなよく眠れるといいね。

個人的に福岡はどうしても一度は訪れたかった土地なので、シロップ見るついでに来れて嬉しかったです。室見川から百道浜へまっすぐ続く道を夕暮れ時に歩いたら、博多湾がよく見えて、潮風も気持ち良くて最高でした。
天神の周辺や地下街を歩いた時、ああここは本当に音楽の街なんだなと思いました。そして、ラーメン屋の多い事!夜になるとモツ鍋のいい匂いも漂ってくるわ、屋台がたくさん出て赤いのれんの灯りが魅力的でした。
駅で食べたラーメンも通りもんも美味かった。お金なくてお土産買えないのが残念でした。たいこはラーメン食べれたかな?明日食べるのかな。

最後にマキリンのツイートを引用させていただきます。

徘徊3日目 11/27 札幌公演

ぷっしろツアーはついに北の大地、北海道は札幌へ!いったい何年振りなんでしょうね?待ち望んでいたファンも多かったようで、当日ペニーレーンに行くと、Thank you sold outの文字が!徘徊ツアー初の満員御礼のようです。

たいこは徘徊ツアー中に色んなところに行かれているようなので、インスタをチェックすると足取りが分かる。

本日のたいこ広場

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -

さすがに飛行機に乗らないと辿り着けない地なので、シロップ一行も一泊ないしは二泊旅行で来られたご様子。私はすすきのに泊まったんですが、近くで打ち上げしてた様子でした。遭遇したかったなー。
今日は番号が後ろの方だったので、音もバランス良く聴こえたし、お客さんの反応もよく見えました。その代わり、マキリンの姿が隠れて見えなかったけど。

この下からネタバレになります。
























〜〜〜

1.Cassis soda & Honeymoon

終わった後に「ありがとうございます」と今日は穏やかな様子で安心。

2.I'll be there

痛みが終われば、優しくなれる。痛いのが終わったんだと良いな、と思いながら見ていました。個人的な印象ですが、先日のアレはあまりにも痛ましくて、途中から見るのが辛かったから。

3.Find the answer

前の曲から間髪入れずにたいこがバスドラを刻む。そのため流れが途切れずスムーズに次の曲へ。この辺、少しずつ良くなってきています。
きっと気付かない部分でもリハーサル中に色々話して決めたり、場合によっては変えたりとかしているんだろうな。遠征によってそういう変化の過程が見れて嬉しいです。

4.Father's Day

ここで、五十嵐が間違えて一つ次の曲のイントロを弾いてしまう。すぐに演奏を止め、マイクに向かって一言「…間違えました…」苦笑
きちんと報告する隆かわいいよ。観客から笑い声と頑張れー!という声が上がる。すると、
「絶対に頑張れって言われるんだよね」と自嘲する五十嵐。あーやっぱ気にしてたんだね。
これを受けて更に観客から頑張れー!頑張れー!との声が上がると、
「止めろ止めろっ」と言う。観客にイジられて、妙にかわいい五十嵐隆さん(43)。

今度はちゃんとFather's Dayのイントロを弾き始める。この曲はとても静かででノスタルジックな曲調なんだけど、コード感が少し暗くて不思議な雰囲気を持っている。それが間奏を挟んで一気にブーストする時のベース!この展開は何度見ても格好良いので、必見です。
日向に咲いた〜からたいこもコーラスしているのに気付いた。殆どの曲でたいこは叩きながらコーラスをしている。
ドラムやった事ある人なら分かるけど、マイクの方向いて歌いながら綺麗にコーラスして、ドラムもきちんとタイトな音を出すのって結構大変なんだよね。そこはさすがプロ。たいこはきっと、ドラムボーカルもできると思うくらいに上手い。いつか聴いてみたい。

5.Missing

曲の前に「リハの時、急に音が出なくなって…今日は音が出れば良いライブだったって、みんなに言っといて」と言い訳し出す五十嵐。また笑い声が上がる。
でもこれで、良い意味でハードルが下がって、今日はちょっとぐらいミスっても焦らず、リラックスした状態のままライブが進められたと思う。

2番目の歌い出しで、歌詞が一瞬遅れ「…っサバクニミタテタ〜砂場のような〜」と歌ってた。

6.Murder you know

汗を拭き、水を飲み、息を整え、曲を始める。でもまた直ぐに止めちゃう。なんだなんだ、と笑い声が上がる。
どうやらチューニングが違った様子で、五十嵐がギターのペグを回して、チャラーン、チャラララと鳴らすも、まだ、うーん…という様子で更にペグをグイッと緩めるので、また笑い声が上がる。
やっと納得いくチューニングになったようで、
「はい、音は出ます!」と律儀にまた報告する五十嵐。また笑い声が上がる。今日は終始こんな穏やかな雰囲気でした。

そして始まった曲の出来は良く、声の伸びも良い「これじゃない、これじゃないかーん」の合間にうーと気持ち良さそうに歌い上げる。

〜〜〜

そしてこの後、急にたいこが「こんばんは」「ここで喋ってって言われて…シロップ16gです!」と長めのMCをしだす。
「よくよく考えたら12年ぶりのワンマンで…」ここでお客さんから拍手。おかえりー!という声が上がる。待ち侘びていた人も多いのかな。
「初めて来た人っています?」結構たくさん手が上がる。「あーいっぱい」
「前のワンマン来た人っています?」チラホラ手が上がる。「わぁ……ありがとうございます」と少し感極まった様子のたいこ。
「こうやって雨降ってるのに来てくれて、この札幌でまたライブができて嬉しいです」と素朴だけど優しいMC。観客からも歓喜の声と拍手が上がる。
「不器用なりに精一杯返していければな、とさっきみんなで楽屋で話してた…訳ではないですけど 笑
今日はみんなそういう気持ちでやります。最後まで楽しんでって下さい。」そして「(曲を)やるよ!」と合図を出す。

7.タクシードライバー・ブラインドネス

五十嵐の声の調子が良い。ソロも弾けてる。ちょっと怪しい部分もあったが、特に苦しそうにする様子もなく上手く切り替えている様子。良い演奏だった。お客さんも暖かく見ており、間奏で手拍子が起こる。この曲をやる事自体が何か、シロップから来てくれた人への恩返しのような気もする。

8.うお座

8曲目、アコギに持ち替えた。今日はうお座だった。イントロで歓声。青い幻想的な照明の中、切なく響く循環コード、サビの繰り返しのメロディーが美しい。
この曲好きになりました。CD版よりこのバンドアレンジの方が好きだな。わたしも魚座に生まれたかったよ。

〜〜〜

そしてここから中盤の盛り上げ所へ。たいこが立ち上がり歓声が沸き起こる。

9.Share the light

ギターをギャンギャン鳴らして、デスメタルの人のようにアキレス腱伸ばしのような体勢でガッガッギュワーン!と弾く五十嵐。
たいこも合間にイェェェー!と吠える。瞬く照明。シャーザライッ!シャーザライッ!っと勢いを増して叫ぶように歌う五十嵐。最高に盛り上がる。
曲終わりに「エンジン入ってきました!」みたいな事を言ってた気がする。この辺のセトリの盛り上がりが演者にとっても、切り替えスイッチになってる様子。

10.My Love's Sold

何度聴いても良い。一応って言ってるけど、凄く臨戦状態だと思うよ。
最後に「マイラーブ!」と叫んで、次の曲へ。

11.神のカルマ

たいこのドラムソロから続いて、あのベースラインが入る。「オォイ!」と今日はちゃんと言えてた。最後の高音もしっかり出てた。
「生きてたいと思ったんです」と歌ったすぐ後に「退屈過ぎて死んじまいたい」とか、わざとやってるんだろうか。いや、本当にこんな風に感情が両極端に傾いてしまうんだろう、この人は。振り子が常に揺れているようで、疲れそうだ。

12.Deathparade

この曲もだんだんこの盛り上げセトリの中に馴染んできた。イントロで歓声が上がる。前回の「存在しないで!!」は本当に死にたい、という位の悲痛な叫び方だったが、今日のは「存在しないでぇー…」と語尾を下げて、頼むから消えてくれと懇願するような調子で歌っていた。安住の地にはまだ辿り着けないのかな。

13.Drawn the light

汗を拭いて、ギターをガッ!と鳴らす。そしてイントロに入る。もうこの曲は定番として入ってもいいようなほど盛り上がる。合間、合間に歓声が上がる。今度はまた「死にたくない!」だから、躁鬱感のすごい皮肉の効いたセトリだ。「ドーンザライ!レェー!アーアーアー」高音はいまいち出切らない様子だったが、伸びは良かった。

14.落堕

そして間髪入れず、畳み掛けるようにたいこがドラムソロを入れる。見えなかったが、それに続いて今日はマキリンがベースをブォン、ブォォン、ブォーン!と鳴らしてベースのソロを入れてくる。
格好良い。最後に五十嵐がギュワーン!とギターを鳴らして入ってくる。この順番も毎回違いがあって見てて楽しい。
今日は「寝不足だって言ってんのお゛お゛!」と唸るように言っていた。
たいこのドラムソロのドコドコという低音もめちゃくちゃキマっていて、すかさずイェェーーッ!と叫ぶ。五十嵐も「寝不足だって言ってんの!」とまた叫ぶ。
キメがあって、またたいこが吠える!
こんなん盛り上がらない方がおかしい。楽し過ぎてちょっと笑い声が起きていた。

15リアル

少しの間を置いて、五十嵐がイントロを弾き始める。そして静かに歌い始める。鳥肌が立つくらいゾクゾクとした空気。そして、たいこのパンチの効いたドラムが入ってくる、再び最高潮の盛り上がりへ。前の方はモッシュが起こっていた。
「圧倒的な存在感」で手拍子が起こり「本当のリアルはこ!こ!に!あ!る!リアル!」と叫ぶ。もう凄い、ヤバイ、ヤバイとしか言えません。「モッソーリア!モッソーリア!モッソーリア!妄想、リアール!!」凄い拍手と歓声の中3人が退場していく。

〜〜〜

アンコール

凄い、こんなに盛り上がるバンドだったっけ?というような事を、周りにいた古参のファンらしき人が話していた。これが今のシロップなんだなあ、というのを各地に叩きつけて回ってる。今回のツアーは本当に凄いです。

En1-1 遊体離脱

比較的長めにアンコールの手拍子が続いた後、再び3人が出てくる。たいこが椅子の上に立ち上がって手を振ったりしてくれて、姿が後ろからでもよく見えた。

遊体離脱も前の2回と比べ、今度は入りのタイミングも完璧だったし、声の出も良かった。今日は後半までしっかりとペースを保てていた様子。
サビで五十嵐の声を上回る程の声量で高い声のコーラスを歌うたいこ。間奏の泣かせるベースライン。
本当に本当に美しい曲なので、何度でも聴いていたかった。ライブだと「愛がぁ〜↑宇宙〜の↑〜果て〜に〜↓」とアレンジして歌うんですが、そこも綺麗。遅死ではサポートを入れてやっていましたが、今の3人ならどんな曲でもアレンジして3人のまま十分やれそう。10年の歳月というのは、良くも悪くも重たいですね。

En1-2 パープルムカデ

唐突に明るくなり、好きな事は何?好きな事をやれ!と歌い上げる五十嵐。この曲にも何度も勇気をもらいました。歌詞にもですが、何より五十嵐が一番痛々しそうなのに、勇気や力を振り絞ってしんどいけどライブやって歌っている姿が見る者に勇気をくれるんだろうな、とぼんやり考えました。この曲を好きになったのも、生還で初めて生で聴いてからでした。
黒いストラトで弾いていたけど、もう紫のシンラインは使わないのかな。

En1-3 Sonic Disorder

すかさずマキリンがあのベースラインを入れてくる。もうここだけで死ぬほど格好良い。五十嵐の即興のギターソロも今日は特にキマっていて良かったです。
今日は生還の未発表曲が披露されなかったけど、この曲自体が、あの日の幕開けを思い出させるので、私個人としては特に物足りなさは感じませんでした。完璧な演奏でした。

En1-4 天才

そしてそのまま天才へ。盛り上がりがまた最高潮に達し、オイオイコールが起きてました。モッシュに混ざりたかった。ギターソロでも歓声、これも完璧な演奏。その後の歌詞はなんかむにゃむにゃしたりしてましたが、もうそんなの関係ないです!笑
この熱量を保ったまま次の曲へ。

1-5 coup d'Etat〜空をなくす

ギターをブォォンブォーンギャーンと唸らせ、ハウリングさせてから、「こーえが、きこーえたーらーあああ、かーみのこえさーあああ!フウウッ!」と五十嵐も楽しそうな様子。歓声!どこまで盛り上がるんだろう。
そして驚いたのが、いつもなら「地球の自転に酔った〜流れるビルに掛ける言葉はなく」と歌うところを
「ここは札幌!夢のようさ〜♪ 12年ぶり! に帰ってこれるなんて〜」と即興で歌っていました。機嫌良いな、好かれてるな、札幌の人たち。羨ましいですね。

ワー!ありがとう!と凄い歓声とともに拍手で見送られる3人。手を振るたいこの笑顔が眩しい。

〜〜〜

アンコール2回目、おかえり!待ってたよ!ありがとう!と温かい声援が上がる中、たいこが「俺は嬉しいよ!」とめっちゃ笑顔で叫びます。ああ〜この空気、幸せだなぁ。
そして五十嵐が「じゃあ、あの、(北海道出身でbloodthirsty butchersの)吉村さんに捧げます」と言って始めたのがこの曲。

En2-1 She was beautiful

マキリンがベースをハーモニクスで弾き、高音を一定で鳴らします。それに合わせたいこがライドシンバルを刻む。次いで五十嵐が浮遊感のあるフレーズを弾き始める。3人で弾いてるのに、そこに吉村氏の姿が浮かぶような、あのBLACKSOUNDで見た光景が目の前と重なります。

終演後、マキリンがこのツイートを見つけてリツイートしていました。


En2-2 Rookie Yankee

五十嵐が感慨深げに「また、帰ってこれるといいなぁ…」と呟いていたのが印象的だった。「今日はありがとうございます。」と丁寧に礼をして最後の曲を始める。
「死ぬのだ 死ぬまで全部しぼって」と歌うところがとても響き、ああ良い曲だな、と思いました。
五十嵐は色々と思う所はあったんだろうけど、この曲には、素直に、ギタリストとして、ソングライターとしての人生を全うしよう、という決意みたいなものが表れていると思います。これ以外に、今回のツアーの締めにピッタリな曲はないでしょう。

曲が終わって3人が退場すると、観客からは拍手とそれに続いて手拍子が起こりましたが、客電が付き終わりを知らせるSEが鳴り、終演しました。

〜〜〜

そして終演後のたいこのインスタ。…泣かせにかかってるのか………



みんなで…ということは……


ぷっしろのみんなで うちをあげています

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -


なにやら全てがいとしい。翌日のインスタ。良かったね。久々の札幌はどうだったでしょうか。


がっちゃんと二人でHAIKAIしました さらば札幌よいおとしを\(^o^)/ #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -

徘徊2日目 11/25 仙台公演

syrup16g 2016年 ライブツアー「HAIKAI」2日目!今度は仙台です。おいでよ宮城、来てやったぜ宮城。シロップはKrankeツアーでも仙台に来ていましたね。公式を見ると、あの時は座席指定の仙台市民会館だったそうなので、こちらもスタンディングでのライブは2007年以来、9年振りらしい。レンサは7階なので階段上るのが大変でした…。

セットリストは初日のインパクトがあまりにも強く、ここから入れ替えなんてあるんだろうか、そんな事したら暴動が起きるのでは…と心配していました。結論から言うと入れ替えはあったんだけど、暴動は起きませんでした。なんせ、すごいライブだったから。

今日も下手側だったんですが、ベースが一本増えていました。

本日のベース広場 #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -

この日は序盤から少し歌詞やギターのミスが目立ち、ミスする度に五十嵐が首をかしげたり苦しそうにしており、中々エンジンが入らない様子。1日目はリハたくさんやってすぐ疲れちゃったから、今日はあんまりリハやらなかったのかもしれない。


この下からネタバレ始まります。



















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1.Cassis soda & Honeymoon

2.I'll be there

アルバム初めて聞いたときは、断然Missingの方が好きでしたが、ライブではやっぱりI'll be thereが一番良いと感じた。
イントロのギターはディレイをかけ、1ストロークで2回音が出る。それをCD通り左右にパンを振ってあるので芸が細かい。
アイビーゼアー、と繰り返し歌うところで、たいこのコーラス、その後のアウトロでは五十嵐がラーラーラーラーと歌っていました。

〜〜〜

3.Find the answer

前の曲終わりからすぐ、たいこがバスドラを刻む。それに合わせて3曲目が始まる。
太陽の船に乗って進んでいく、でもすぐ吐きそうだごめん、って謝っちゃうのがいい。希望を歌う時も20%くらいは不安が混ざっちゃうのが何だか五十嵐節だな、という印象。

〜〜〜

4.Father's Day

最後のサビ前に一旦溜めてからキメがあるんですが、かっこ良かったです。
それまで静かに進んでいた演奏がそこで一気にブーストし、逆光のまばゆい明かりと合いまって、グッとエモーショナルな雰囲気に。ベースのフレーズも素敵だ。

〜〜〜

5.Missing

砂場に見立てた砂場のような〜と歌ってしまい、うーん、という顔をしていた気がする。他にもミスをするたび顔に出てしまう。ちょっと辛そうだった。

ここまで一切MCらしいMCもなく、小声であざます、みたいには言ってように思うが、
ここで初めて「ありがとうございます…」とハッキリ話しました。ちょっとテンション低め。

〜〜〜

6.Murder you know

この曲も本当にライブ映えが良い。darcが自分の中で大好きなアルバムになりつつあるのを感じました。
「これじゃなーい」「これじゃないかーん」のところがすごく耳に残り、掃除してる時とか、徘徊旅行の服とか準備してる時に、楽しくてよく口ずさんでます。

〜〜〜

7.タクシードライバー・ブラインドネス

この曲は入れ替えなしの様子。よかった。このピンズドな選曲、ツイッターとかでファンの反応を見ている人が関係者の中にいそうだな、と思いました。
久しぶりの曲のはずですが、これは特にミスなく終了。

〜〜〜

曲が終わり、アコギが出てくるか?と思いきや別のエレキギターが出て来ました。じゃあ8曲目が今回の入れ替え枠?と思って見ていると、まさかのイントロが鳴り始めました。

〜〜〜

8.透明な日!!!

生還の未発表曲で、赤いカラスに次いで人気の高かった曲。2ちゃんねるで、この曲をアルバムに入れてほしい、また聴きたい、という声があったのを覚えています。私も好きで生還のDVDの音を抜き出してWALKMANに入れてよく聞いてました。が、まさかまたライブでやってくれるとは…
開いた口が塞がらない。語彙がなくなり、ひたすらヤバイバイと思いながら泣いてしまいました。
ソロ名義で披露された曲ですが、あれは実質シロップだったし、その辺あんまり垣根は無いという認識なんでしょうか。だったらCDに入れてくれよ。頼みます…

「停留所にい゛い゛っ゛!」「寝てるよにい゛い゛っ゛!」「き゛み゛に゛ま゛ける事は!」という感じで、終盤の歌詞は時々叫ぶように歌っており、この辺からだんだん五十嵐のギアが入ってきたように思います。

〜〜〜

「中畑さーん!かっこいい!」という観客の声に反応して、たいこが、なに?って感じでシンバルをシャーンと鳴らす。客席から笑い声があがります。
ここから中盤の盛り上がる部分に入ってくところ。ギターをギャーン、ブォーンと鳴らす。

〜〜〜

9.Share the light

ここで、たいこのギアも入ってきた。時折「イェェェッ!!!」と獣のような咆哮を上げ、狂ったように力一杯ドラムを叩きます。スティック折れそう。
お客さんも手拍子を合わせ、真っ赤な照明に照らされた異様な空気が渦巻くまま進行していきます。

五十嵐も終盤は「せぇいっぱいだあっ!!!!後ろ暗いボォクゥゴォーッ!」と叫んで叫んで叫び倒すように歌う!
この後から本編終了まで、演者3人も観客もテンションが上がりっぱなしでした。五十嵐はもう殆どの曲でシャウトを入れていたと思います。

〜〜〜

ここで五十嵐から「…というわけで、リハーサル終わったのでここから、始まります!シロップライブ、開幕です」と唐突な開幕宣言。
客席から物凄い声援が上がり、会場の空気も一気に最高潮へ。

〜〜〜

10.My Love's Sold

darc最速披露会のアンコールで披露された、かなり久しぶりの曲。ああ、聴けて良かった。アルバムの最初の曲だからか、この曲を聴くと何かが始まっていくような感覚がする。一応、臨戦状態です、と宣言するように歌う五十嵐。「マイラあ゛あ゛あ゛あ゛!」とまた叫び、そのまま次の曲へなだれ込む。

〜〜〜

11神のカルマ

汗をガシガシ拭いた後、なんとタオルを頭に乗せたまま演奏を開始する五十嵐。ギターも取り替え忘れてたので、慌ててローディさんがギターをさっと取り替える。その際に頭に乗ってたタオルが顔にかかり、顔が殆ど見えない状態に。思わず笑ってしまった。
イントロを弾いてる最中、タオルがずりずりっと落ち、ギターへ掛かる。邪魔なのでストロークの合間にサッと後ろへ払いのける一連の流れ。

「あんた嫌い〜」のあと、オイ!というよりは、うわあああっ、という感じで叫んでいました。五十嵐のテンションは殆ど狂ったように上がっていく様子。この曲も歌詞を時折叫ぶように歌います。「循環?!」の言い方が好き。
「サイレンが〜聞こえても〜まだ〜」のところ、マキリンを見ると口パクで歌っている様子でした。ラストライブの映像でも歌っているようだったから、この曲のこの部分が好きなのかな。

〜〜〜

12.Deathparade

お客さんが「シロップ最高!」「たいこ」「マキリーン」と声を上げていたのを断ち切るように、Deathparadeのリフをジャン!と鳴らして一度切り、またジャジャーン!と鳴らす五十嵐。歓声の中、何の曲をやるのか分かったお客さんが、「デスパレード!」と曲名を言い当てます。それに反応したように五十嵐がゆらゆらとマイクの方に寄り、「じゃ、止める?」と悪戯っぽく言います。ちょっと怖かった。

そして「存在しないでえ゛え゛え゛え゛!」と、まるで死にたいと叫ぶような悲痛な声でシャウトをしていたのが印象的だった。

〜〜〜

13.Drawn the light

この曲もテンションが振り切れてしまったまま進みます。たいこはもうずっと腕が千切れそうな位の勢いでドラムをぶっ叩き、マキリンの演奏も動きも激しくなってくる。
間奏では、たいこがイエエエエ゛ッ!と何度か咆哮し、五十嵐も「ドロンザライッ!」叫ぶ。マキリンもこの時口を開けていました。うおおっと叫んでいた気がする。
「全ては愛?!」「最高!?そんな訳ないがあっ!」「ワアッ、ウワァー!」ともう狂ったように歌う。物凄い気迫。

〜〜〜

14.落堕

続けざまにたいこのドラムソロ、五十嵐はギターをギャンギャン鳴らし、それを腰に手を当て斜めに立つようにしてクールに見ていたマキリンも、途中からグイッとベースを傾けて演奏に加わります。格好良い。
五十嵐は息を切らしながらも何とか歌いきり、またシャウト。テンションがおかしい。

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次で本編ラストですが一言もない。緊張感が続く沈黙の中、五十嵐が汗をゴシゴシ拭いて次へ。

15.リアル

「ほーんとーのリアルは、こ゛!こ゛!に゛!あ゛!る゛!リアル゛!!」と怒鳴るように叫びます。客席から手拍子が上がる。後ろを振り返ると凄く盛り上がっていました。五十嵐は殆ど目を瞑って演奏していましたが、たまに開ける時も観客は見ず、虚空をぼんやりと見つめるような視線でした。

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ここで本編終了。物凄い盛り上がり様でしたが、私は前2列目あたりと、かなり近くで見たため、あまりに鬼気迫る空気に圧倒されてしまい、正直恐ろしかったです。
たいこも全力を出し切って、ぜえぜえはあはあしながらすぐ袖に去って行きました。

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ここまで、金沢の温かい空気とは一転して、かなり殺伐としたライブだったので、アンコールの拍手の間になんとなく、
「『解散前は新譜もなく、いつ解散するのか分からないような状況で、殺伐とした空気のままライブが行われる事もあった。』
というような話を耳にしていたが、その時の空気とはまさに今のような感じではないか」と、考えていました。

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アンコールを受けて出てきてからも、誰も一言も一切しゃべらない。頼むから誰か話してくれ…怖い。

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en1.遊体離脱

そのまま曲が始まりましたが、今日は若干、歌の入りが遅くなっていました。さっきまでで力を使い切ってしまったような様子で、声量も少し弱く不安定でした。私はこの曲に特別な思い入れがあるので、正直もう少し練習してほしい、と感じました。

アウトロのハイポジションで鳴らされる高い音のベース。本当に綺麗なメロディでした。
HELL-SEEまでの曲は、五十嵐がベースラインも全部作っていたという話を聞いた事があり、この幻想的なメロディを作り出すのも、さっきまでの狂ったような姿も、全て同じ人間の一面。この振り幅の大きさこそが五十嵐隆という人を表しているように思います。

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en2.I・N・M

続いて披露されたのも、シロップ屈指の美しいメロディを持つ曲。生還の未発表曲枠として本編で透明な日をやったので、ここは赤いカラスではなくI・N・Mに替えよう、となったのでしょうか。いつ聞いても感動的な曲ですね。これも実は生還以来やっていなかった為、再結成後は初披露でした。

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en3.天才 勢いを再び上げて、盛り上がり所へ。ギターソロは……もうなんか心配する必要はないような気がしてきました。
そして曲終わりにやっと「ありがとございます」と話します。

en4.パープルムカデ

en5.coup d'Etat〜空をなくす

金沢とは逆の順序。coup d'Etatで五十嵐が「オーオーイェイイェ〜」と即興で歌い上げていました。盛り上がったまま終了。あざます、と吐き捨てるように言い、五十嵐が去って行きました。リズム隊2人も特に話す事なく袖へ。すかさずアンコールの手拍子が起こります。

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ダブルアンコール

3人が出てくると観客から名前呼びがあり、ありがとう、という声も上がる。確かたいこはこの時、手を合わせて客席へ挨拶してくれていたと思う、多分。特にMCもなくすぐ曲が始まる。

en.2-1 Rookie Yankee

バカを騙せ!って本当に言われたんだろうか…そうじゃなくても音楽業界の裏話とか、色々よくない噂が聞こえてくる事がある。
五十嵐も色んなイメージを引き摺って、結果破綻してしまった経緯を知っているとやはりこの曲も重たい。

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ここで終わりかと思われたが、五十嵐が「今日はありがとうございました」と丁寧に礼を言った。そしておもむろに曲を弾き、かなり崩したゆっくりとしたリズムで、語りかけるように「嘘から抜け落ちた〜」と歌い始める。

en.2-2 翌日〜真空

この時点で、リズム隊2人が顔を見合わせて笑っていたので、きっと予定外の出来事だったのでしょう。

そして、五十嵐は「明日に変わる…」まで歌ってから、急にギターをギャーンと激しく鳴らし、フラフラと舞台の前に近づいて来ました。テンションの上がり下がりが激しい。
ギターをジャカジャカと弾いて、舞台の端から足を下ろして腰掛けます。近い!

まさに、再発の時のこの写真のような感じ。
いや、もっと近かったですね。私の位置からでも手を伸ばせば触れたと思う。
syrup16g「再発」ツアーで証明した完全復活 - 音楽ナタリー

そしてギターをジャジャッ!ジャッ!チャラララ〜ンと弾いてまた舞台の上に立ち、あのフレーズを弾き始める。リズム隊もそれに合わせるように真空が始まる。これもまた激しい演奏で、イェイイェイイェー!と叫ぶように歌い、たいこもスティックを吹っ飛ばしそうな勢いで叩きながら、イエエエエ!と叫ぶ。熱量の高いまま今日はここでライブが終了。

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2日目まとめ

セトリの入れ替えはありましたが、曲順自体の入れ替えは殆ど無く、今後もこんな感じで進むのでしょうか。
穏やかな曲の多いdarcを前半に固めているので、前半は盛り上がりに欠けてしまうのはしょうがないと思います。
それよりも、今回はライブハウスでのツアーという事をかなり意識して、中盤に激しい曲を持ってきて、思う存分盛り上げてやろうじゃないか!という気概を感じました。
スタンディングで距離も近く、演者の空気が良くも悪くもそのままお客さんに伝わる。逆もまた然りで、観客の反応がすぐ演者に伝わっている様子でした。結果的にかなり一体感があるライブになっていた。
そして、本編終了まで駆け抜けていったん間を挟み、アンコール後にまた穏やか目な曲をやるという、かなりメリハリの効いたセトリです。
終わりに、アルバムの最後の曲、Rookie Yankeeで締める。というのが想定していた流れなんでしょうが、今日はそれではちょっと五十嵐のテンションが収まりきらない様子だったので、翌日〜真空と続けてくれました。

下手側2列目で見たので、とにかくマキリンのベースがよく見えました。何の曲かは忘れましたが、一度後ろを振り返り、たいこと演奏を合わせて、振り返った時の満面の笑み!
激しい曲の時にベースを斜めに倒すように弾いたり、手元にぐいぐいと引っ張ったり、今日は五十嵐の気迫に牽引されてリズム隊2人も尋常じゃない様子で演奏していました。ラストライブの正常の時みたいな、物凄い空気が渦巻いていた。
いつもはクールなマキリンのこういう面を見ると、見てる側としてもかなりグッときました。

中1日挟んで、次は札幌。ここからどう変化していくのでしょうか。

徘徊初日 11/22 金沢公演

まとめるのに時間がかかってしまった。

syrup16g 2016年 ライブツアー「HAIKAI」初日。公式のバイオグラフィーによれば今年はシロップにとって記念すべき20周年という節目。キャリア史上最長と銘打たれたツアー。そして初金沢。

私にとってもシロップの遠征はこれが初でした。
ツアーが始まる前、下北沢で最速披露ライブがあったので、darcの曲は全部やるだろうな、とか、My Love's Soldもやるかもしれないけど、基本は定番のセトリだろうな、とか、 あまりやってない曲をやるとしても1、2曲くらいだろうな、と勝手な予想をしていました。しかし、そんな予想を遥かに上回る展開が待っていたのでした。



待っている間、何となく機材のチェックをしていました。ヘッドしか見えませんでしたが、エレキギターは多分6本あったと思います。でも結局5本しか使っていませんでした。
ベースはいつもの2本とツイッターで購入報告のあった黄色のリッケンバッカー。足元のエフェクターは見えませんでしたが、スタッフさんが、ベースのシンセっぽいエフェクターのチェックを念入りにしていたような気がします。結構エグい音が鳴っていました。
たいこは青たいこです。

 

はじめまして\(^o^)/ HAIKAIツアー初日、初金沢 初めてだらけたかまる #HAIKAI旅

Daiki Nakahataさん(@daiki_nakahata)が投稿した写真 -



セットリスト順に感想。ここから完全なるネタバレです。











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1.Cassis soda & Honeymoon

アルバムの最初の曲で静かに始まります。darcの曲順に行くのか?と思いきや、次の曲。

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2.I'll be there

最速披露会に行かれた方から、かなり評価されていた記憶のあるアイルビーゼア。いきなりここで持ってくるとは!確かに、ライブで聴くとアルバムとはかなり違った印象があります。

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3.Find the answer

たいこがマイクを通さずに歌いながら叩いている姿を見るのが好きなんです。ドラムのフレーズを口で言いながら叩く(ドラマーあるあるです)時もあれば、その曲の歌詞を歌ってる時もある。タイミングを合わせる為なのか、単に好きだから歌っているのかは分かりませんが、後者だといいな。
ファインジアンサー♪のところだけマイクの方を向いて、高い声のハモりでコーラスを歌っていました。綺麗に声が出ていました。

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ここで最初のMC。五十嵐がマイクに向かって「もう疲れちゃったんだけど」と苦笑します。観客からも笑い声が上がり、和んだ空気に。
「初日だからリハをいっぱいした。今日は結構(曲数)やるので。」というような事を話していたと思います。
この日は終始こんな感じで、ちょいちょい曲終わりに「ありがとう」とか「すみません」とか話していた気がします。

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4.Father's Day

ギターをちょっとミスったりしましたが、ご愛嬌。エフェクターをカチカチと踏んで、独特な音色が響きす。アウトロでギターのエコーがふわ〜と広がるように鳴り、綺麗な余韻を残したまま終了。

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ここまで、曲ごとに全部違うギターを使っていました。下北は見てないので分かりませんが、ここで一度も見た事のない赤と黒のテレキャス型のギターが出てくる。付けられているカポも真っ赤なもの。五十嵐のこの色への拘りっていつからなんでしょうか。
既にチューニング済み、カポも付け済みでローディさんが用意してさっと掛け替えるので、時間のロスが少ない。

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5.Missing

おニューのギターをちょっと弾いたりして確認してから、リズム隊二人の方に目配せして、曲が始まる。darcの中で私は断トツでこの曲が好きです。歌い出しの言葉が鋭く胸に突き刺さります。
サビでたいこが ふぉろぉ〜う♪ とコーラスします。じんわり染み渡るように響く。また後奏でパッパラ歌う曲が増えたね。

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6.Murder you know

アルバムを聴いた時点で何となく気に入っていた曲でしたが、ライブで聴くと更に良い。のっけから開けていくような明るい展開で、照明も光度を増します。
五十嵐とたいこで 「これじゃない」「これじゃない」「これじゃないかーん」と2人が掛け合うように歌う。耳に残ります。

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曲が終わると五十嵐はまた汗をごしごしと拭いたり、水を飲んだりしてギターを取り替え、少しの間があってから、やっぱりギターのフレーズをちょっと確認。リズム隊二人の方に目配せ。たいこがカウントをとって次の曲が始まり…あれ、これは……

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7.タクシードライバー・ブラインドネス!!!

イントロで頭が真っ白になってしまい、ずっと口をポカンと開けて見入っていました。まさか、嘘だ、いや、これは夢か?と目の前の光景を疑いながら、Cメロあたりで涙が止まらなくなり、嗚咽が漏れそうになったのでタオルをぐっと押し当てて堪えました。
シングル発売時以来とは思えない、いい演奏だったと思います。
五十嵐がそもそもこの曲の存在を覚えているのかすら不安だったので、やるとは思わなかった。本当にびっくりした。

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曲が終わるとここで、アコギが出てきました。お、次の何の曲をやるのかな?と考えているとまた懐かしいフレーズが。

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8.うお座

個人的にこの曲は特に好きじゃなかったので、CDではあまり聴いていませんでしたが、ライブで聴くと沁みること沁みること。
CD版の打ち込み音部分は、たいこがクローズドリム(スネアの縁をスティックで叩く方法)でカツカツと鳴らしていて、ライブだとこんな風になるんだ…と思いました。
余談ですが終演後、エイトホールから外に出ると雨が降ってきていたので、その冷たい感触を受けながらこの曲を思い出して感傷にふけりました。雨音が胸のボタンに染み込む…。
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曲が終わり、また五十嵐がエレキギターに持ち替えて、照明が青から暗い赤色に変わります。

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9.Share the light

出ました!ここで一気に盛り上がります。五十嵐がギターをハウリングさせ、たいこが立ち上がりドンドンドン、ドンドン!と重低音を打ち鳴らします。 盛り上がり過ぎて何も覚えてない…

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ここでボソッと「からいきょくやります…」と言い、すぐ「暗い曲やります」と言い直しました。

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10.生きているよりマシさ

イントロでうぁー!と声を上げ、歌い出します。歌詞は確かに深刻だけど、曲調としては明るい方だと思いますが…。そんな事言ったらシロップに暗くない曲なんてあるのかいな。苦笑
音程外したり歌詞とちったりしてましたが、演奏は安定しており、この曲ももう定番化したなーと思いました。
そのまま、アウトロの演奏を繋げて次の曲へ。

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11神のカルマ

いぇえぇっ!と叫び、かなりテンションが高い。歌詞も「だいじょう!たいよう!じゅーぶん!あるしー」と叫ぶように歌っていました。あるしー、は普通に歌ったので落差がすごい。笑
「これはなぁんだ?神の!かるまぁ?!」とテンション高いまま歌う。「俺が払う必要なーい!」の後にこの日は「全然ない!」と言っていました。シャウトしまくって最後の高音がイマイチ出切らないまま終了。疲れたかな?

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12.Deathparade

ここでdarcのまだやってなかった曲、Deathparadeを持ってくる。盛り上がったまま次の曲へ。

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13.Drawn the light!!

このイントロは!また開いた口が塞がらない。
初期のセトリを見るとどうやら定番だったらしい曲。これもかなり久しぶりの披露だっと思いますが、完璧に演奏をこなしていました。
マキリンがこの曲のベースを弾いているのが何だか不思議な気がします。しかもノッている。首をふりふりしています。 たいことのコーラスの掛け合いも、こんな風になるんだな、と思って見ていました。歌詞を間違えて、薬をくれ、薬をくれって二回言ってました。やばい。

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14.落堕

たいこのドラムソロから始まり、五十嵐もそれに続いて、ギターをブォーンと鳴らします。
ここでマキリンが!たいこの方を手で指し示して観客を煽ります!観客から歓声が上がる。そしてグイッとベースを弾き始める!めちゃくちゃかっこいいです。

五十嵐が即興のギターソロを一通り弾いて、マキリンやたいこが目配せしてAメロまで続く展開が始まります。
最初の決め台詞!「寝不足だって言ってんのぉ…」と、いってんのぉ…の部分をため息混じりで、耳元に囁くように歌ったので、内心ドキッとしました。色っぽい。
2回目は「寝不足だって言ってん…だいきちゃん!」とそのままドラムソロに繋げていました。

3回目は「わー!さぁぁ!いぇー!」とか叫びながら「いつ髪切んの!」
「ね↑不足だって言ってんの!!」
とテンション高いまま歌っていました。
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ここでまたMCを挟みます。

「今日はありがとうございました。今日はとても暖かく見てくれて楽しかったです。」というように丁寧にお礼を話していました。

15.リアル

ギターソロが物凄くキマっていて格好良かった!
「あっとうてきな存在感!」と、力強く叫ぶ!
その後もほとんどテンションが上がりきったまま何度も歌詞を叫ぶように歌ってました。
モーソーリアル!モーソーリアル!の所ではもう息切れ寸前になるくらいずっと叫んでいた気がする。

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そして、「ありがとう」と言って舞台袖に帰って行き、本編終了。

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アンコール

手拍子をしていたら程なく出てきてくれました。
五十嵐が「ありがとうございます」と丁寧にお礼を、その後たいこもマイクを通さずに「ありがとうございまーす!」と観客に向けて叫んでくれました。お礼を言いたいのはこっちだよ!

そして、五十嵐がふぅ、と息を吐き「いこうぜ」とたいこに合図をします。すると、たいこがライドを静かに刻み始めました。

テテーンテーン…

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en1.遊体離脱!!!

私はこの曲、ライブで聴けたらもう死んでもいいとさえ思っていたんです。逆に言えば、絶対この曲はライブでやらないだろうな、と………。だからまさかやるとは……
もう死んでもいい。

強いていえば、歌の入りのタイミングがちょっと早かったのと、さっきまでかなり歌も演奏も飛ばしていたので、休憩もほどほどにアンコールが始まってしまい、歌いながらだんだん息切れしてきちゃっていたのが少しもったいなかった。もっと休んで息を整えてから始めて良いのに。

高い声でたいこがコーラスを重ねてきます。こんなん泣かずにいる方が難しい。メロディアスなベースも浮遊するギターの音も歌も煌びやかなシンバルも、すべてが綺麗な曲だ。

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en2.赤いカラス!!!!

続いた曲も、開いた口が塞がらない。生還バージョンの赤いカラス。五十嵐があのイントロを弾き始めて、なんじゃこれは!最高のセトリだー、ともうびっくりしすぎて、笑ってしまいました。
1日にまとめて!こんなにたくさん!好きな曲やってくれるなんて!
この時、遠征決めて良かったな、と強く強く思いました。

Cメロは「ひとりだけの〜、ゆめゆめー」とちょっとアレンジして歌っていたと思います。
最後は生還の時みたいに「ゆめーゆめ、ゆめえ゛!ゆめえ゛!ゆめえ゛!ゆめぇ゛ぇ゛ー!!」と叫んでいました。

私は生還の方のが好きなので嬉しかったんですが、バージョン違いの方は完全にお蔵入りになるのだとしたらちょっと切ない。聴いてみたかったな。

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そしてここから再度盛り上げてくるようなセトリに。急転直下だなぁ。この辺はもう盛り上がり過ぎて記憶が曖昧です。

en3.天才 ギターソロしっかりキマりました。

en4.coup d'Etat〜空をなくす

最後に「でぇぇ !ぃ゛え゛え゛っ!」と叫んで、ギターをハウらせ、そのまた次の曲に入るか!?と、ここで急に静かになる。

五十嵐がどうやら曲の順番を間違えたような様子でした。ここでたいこから「じゃあその曲をやろうよ」と助け船が出され、観客から笑い声。五十嵐はイントロのフレーズを確認して弾き始めます。

en5.パープルムカデ

ここまでだいぶ飛ばしてきた影響か、かなり息切れして音程へろへろになりつつも、時に叫ぶように、必死に歌いあげていました。心なしかちょっと左足が上がったような気がします。
たいこが絶妙なタイミングで「オイ!」と吠えるので、容赦なくテンションが上がってしまう。
定番の曲ですが、これは絶対セトリから外して欲しくない。大好きな曲です。

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演奏が終わり、礼をして去っていく3人。
拍手が起こり、揃い、客席からは更にアンコールを求める手拍子が続きます。

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ダブルアンコール

手拍子があってから、すぐに出てきてくれました。たいこは徘徊Tシャツに着替えており、マキリンと五十嵐は水鉄砲Tシャツを着ていました。そしてここで五十嵐が
「○○ちゃん見てるー? 」
と急に客席に呼びかけます。客が笑い、たいこも笑う。
「僕の唯一の友達が見にきてるんですよ。」となんだか嬉しそうに五十嵐が言う。おい、かわいいぞ。

そして、アコギをちょっと鳴らして 、
「ありがとうございました。拙い感じですみませんでした」と話し始めます。
「初日とかって、結構楽しくできることが多いんですけど、たまたま今日ここでできた事が光栄です。ありがとう」
とか改まって言う。客席からも\ありがとー!/という声が次々に上がってそれに応えます。なんだか、金沢は温かいな。


そして、「じゃあ最後に一曲だけ」と言って、アルバム最後の曲を弾き始めます。

en.2-1 Rookie Yankee

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初日まとめ

Krankeツアーの時と同じく、ギターを曲ごとに取り替える事で曲間をなるべく無くして時間を短縮し、会場の空気を冷まさないように配慮がなされていたと思います。
ちょいちょい五十嵐の汗拭きタイム等が挟まりましたが、今日は振り返ってみるとけっこう序盤から、疲れちゃったよ、とか、ありがとう、とか、見てるー?とか普通に話していて穏やかだった。初日はいつも割と楽しんでるんですかね?かわいいがらしが見れて、わしゃ嬉しいよ。
下手側端だったので、上手側の袖でローディさんが毎曲ごとにチューニング済みのギターを抱えて、じっと待機してるのが見えて、その図がなんかちょっと笑えました。仕事人だな〜。
各曲の完成度はこれからまだまだ上がりそうです。

余談ですが、グッズ先行に並んでいたらリハの音がわりと大き目に聞こえてきました。darcの曲をやってる…と思ったら途中で物販で流してるCDの音と被ってしまい何だかよく分からない状態に。リハーサルを長めにやったと話していたから、たまたま聞こえちゃったのかな。

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追伸

大阪公演1枚余ってますので、行きたい方は声かけて下さい。